作家の佐野正幸氏が急死 パ・リーグ愛あふれる「近鉄無念の三部作」など

[ 2016年3月26日 15:01 ]

佐野正幸氏

 プロ野球のパ・リーグを中心とした著作で知られたスポーツ作家、ノンフィクション作家の佐野正幸(さの・まさゆき)氏が今月21日に不整脈のため亡くなった。63歳。北海道札幌市出身。

 25日未明、スタッフが佐野氏のブログを更新し、発表。長男の可永夢さんは21日、フェイスブックで「突然のお知らせで申し訳ありません。父正幸は、本日3月21日午前4時頃、不整脈により他界致しました。昨日の夜に北海道から帰宅し、その時にはまだ元気に話をしていたのですが、あまりにも急な出来事でした。63歳と短い人生でしたが、皆様に支えられながら素晴らしい一生を送れたのではないかと思います。これまで父と少しでも関わっていただいた皆様に、家族一同心より感謝しております」と報告した。

 通夜は27日午後6時から、葬儀・告別式は28日午前10時から、東京都渋谷区西原2の42の1、代々幡斎場=(電)03(3466)1006=で。

 ファンレターで知り合った故西本幸雄監督の紹介で大学卒業後、近鉄百貨店東京店に就職。仕事の傍ら、近鉄バファローズ応援団長として全国の球場に駆けつけた。その経験と知識を生かし、パ・リーグを中心にスタンド視点でプロ野球の裏面史をつづった

 主な著書に「近鉄無念の三部作」と呼ばれる「1988年10.19の真実」「1989年・嗚呼!G戦上のバリア」「もうひとつの江夏の21球」などがある。

続きを表示

2016年3月26日のニュース