フィリーズ指揮官 56円?低額罰金制度で意識改革「この額なら文句はない」

[ 2016年3月26日 09:23 ]

フィリーズのピート・マキャニン監督 (AP)

 NBCスポーツなど米国の複数メディアは25日、フィリーズのピート・マキャニン監督(64)が今キャンプ中、選手に対してミスするたびに50セント(約56円)の罰金を科していると報じた。

 ミスと呼べるミスはすべて罰金の対象となっているようで、マキャニン監督は「バント失敗、全力でプレーしない、守備の際にカットに入ることを怠る、そうしたことがあれば、選手から50セントを徴収しているよ」と語る。

 細かいプレーを選手に意識させることが狙いだというこの低額罰金制度。「この程度の額なら選手も文句はないだろ?」と制度の発案者であるマキャニン監督は笑うが、これまでの21試合で、すでに罰金総額が1000ドル(約11万3000円)に達しようとしているそうだ。

 1試合平均で47ドル62セント(約5380円)という罰金はチームの裏方に手渡されるとのこと。2014年から2年連続で地区最下位と苦杯をなめたフィリーズだが、このような一風変わった意識改革が低迷脱出につながるかどうか注目されるところだ。

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2016年3月26日のニュース