敦賀気比　春連覇へエース仁王立ち！山崎４安打完封

＜敦賀気比・青森山田＞３安打完封の敦賀気比・山崎

第８８回選抜高校野球大会１回戦 敦賀気比１―０青森山田

（3月25日 甲子園）
　１回戦最後の登場となった敦賀気比（福井）はエース山崎颯一郎投手（３年）が青森山田を４安打に抑えて完封し、史上３校目の春連覇に向けて、２回戦進出を決めた。

　１メートル８８の長身右腕が仁王立ちした。史上３校目の春連覇を狙う敦賀気比のエース山崎は、東北大会王者の青森山田を４安打に封じ込め、甲子園初先発を初完封で飾った。援護は１点だったが「守備を信じて打たせて取ることを心掛けた。みんながしっかりとってくれた」。直球は自己最速タイの１４４キロを計測。「回を重ねるごとに良くなった」と６回１死一、二塁のピンチでは、３番・村山を直球、４番・三森をカーブで２者連続空振り三振に仕留めた。

　救援で２回を投げた昨夏も無失点。聖地ではまだ失点していない。昨春の優勝投手・平沼（日本ハム）から背番号１を受け継いだ。試合前と試合後の整列では最後尾に並ぶのは、尊敬する先輩をまねたもの。「責任ある番号。それにあったピッチングをしていきたい」と、山崎はエースの自覚をにじませた。

　▼敦賀気比・林中（昨春の優勝メンバー。３回２死一、二塁で右前へ決勝打）山崎一人で野球をやっているようだったので、それについていっただけです。