体操・宮田 日本女子エースの貫禄V2 世界選手権へ「エースらしく演技で引っ張りたい」

[ 2023年5月21日 04:31 ]

平均台の演技をする宮田笙子 (撮影・白鳥 佳樹)
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 体操のNHK杯第1日は女子個人総合が行われ、宮田笙子(しょうこ、18=順大)が161・063点で2連覇を果たした。15歳の岸里奈(戸田市スポーツセンター)が0・100点差の160・963点で準優勝。9~10月の世界選手権(ベルギー)の代表には宮田、岸、3位深沢こころ(21=筑波大)、全日本選手権優勝の4位渡部葉月(18=筑波大)が選ばれた。6月の全日本種目別選手権(東京)後に残り1人が決まる。

 日本女子のエース・宮田が自覚を示す連覇を飾った。岸との接戦となったが、3種目の平均台で首位に立ち、最後の床運動ではH難度の「チュソビチナ」を決め、3回ひねりにも挑戦。右かかとの疲労骨折を抱えながらも最後まで攻めた。「最後は根性。痛みはあるが、終わったことの安心感が大きい」と振り返った。団体のパリ五輪出場権の懸かる世界選手権に向けて「エースらしく演技で引っ張りたい」と前向きに語った。

 ≪15歳・岸進化の2位 床運動でH難度「シリバス」成功≫全日本3位の15歳・岸が、また進化を見せた。勢いある演技で一時はトップに立ち最後の床運動ではH難度の「シリバス」を決め、初の世界切符を手中に収めた。「全日本で(上位に)詰められたのが自信になって、優勝を目指した。元々の目標だったメダルがかなって良かった」と話した。世界選手権に向けては「世界で戦うことが目標だった。練習から世界を意識したい」と、さらなる成長を期した。

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