蝉川は2位「優勝に手が届く位置だったのにもったいない」左肩痛再発も全米オープン予選出場へ

[ 2023年5月21日 17:07 ]

男子ゴルフツアー ゴルフパートナー・プロアマ最終日 ( 2023年5月21日    茨城県 取手国際GC東C=6804ヤード、パー70 )

<ゴルフパートナープロアマ・最終目>18番、優勝を決めたパグンサンと健闘を称え合う蝉川(右)(撮影・藤山 由理)
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 首位と1打差の2位から出た蝉川泰果(22=フリー)は6バーディー、3ボギーの67で回り通算21アンダーで2位だった。

 今季2勝目、ツアー4勝目に届かず「優勝に手が届く位置だったのに、前半からボギーが多くてもったいないなと思った」と悔しさをにじませた。

 スタートでつまずいた。1番の第1打を右ラフに入れた。残り164ヤードから9Iで放った第2打はグリーンを大きくオーバー。アプローチを寄せ切れずボギー発進。「今週は1回もボギースタートがなかった。1番を終わった後にそう(リズムに乗れないと)感じた」と悔やんだ。

 3番で4メートルに付けてバーディーを取り返し、7番では第2打を50センチに寄せてバーディー。しかし8番で第2打がグリーン奥にこぼれて、アプローチをミスしてボギー。前半で伸ばせず、首位のパグンサンとの差は3打に広がった。

 10番パー5では2オンしてスコアを伸ばしたものの、同じホールでバーディーだったパグンサンとの差を詰められず、11番でも左ラフからアプローチが寄らずボギー。4打差の4位に後退した。

 それでも諦めなかった。12番では第2打を1メートル、14番では1・5メートルに付けてバーディー。最終18番でもバーディーを奪った。しかし、優勝したパグンサンに2打及ばなかった。

 大事な場面でアプローチのミスが出たこともあり「アプローチの技術が全然足りない。アプローチで損しているスコアが多かった。距離感が合っていない」と反省点を挙げた。

 「14番のティーショットで痛いと思ったので休憩しようと思う」と古傷の左肩に痛みが出たことを明かしたが、休む間もなく22日には全米オープン最終予選に出場する。1日で36ホールを回る過酷な戦いだ。会場の茨城GCは一度も回った経験がない。

 蝉川は「ラフが長くてタフだと聞いた。36ホール試合でやるのも初めて。それを経験する良い機会。予選通過とか考えず、自分のベストを尽くしたい」と抱負を語った。

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