初の2週連続姉妹Vだ!!吉田鈴 姉・優利に続くアマ19歳が3差発進「パッティングで伸ばせた日」

[ 2023年5月13日 04:33 ]

女子ゴルフツアー RKB×三井松島レディース第1日 ( 2023年5月12日    福岡県 福岡CC和白C=6299ヤード、パー72 )

10番、ティーショットを放つ吉田鈴(撮影・中村 達也)
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 アマチュアの吉田鈴(りん、19=日本ウェルネススポーツ大2年)が6バーディー、2ボギーの68で回り、4アンダーで4位につけた。トップとは3打差。姉の優利(23=エプソン)がワールド・サロンパス・カップで国内メジャー初優勝を飾った翌週に好スタートを切った。岩井ツインズの姉・明愛(あきえ)は65で単独首位、妹・千怜(ちさと、ともに20=Honda)は66で2位発進し、第2ラウンドはともに最終組で回る。

 今週は鈴の番とばかりの好発進となった。5番で「完璧に近いストローク」と7メートルのバーディーパットを沈めると、14番パー4ではピンチから残り67ヤードの第3打を58度ウエッジでカップに沈めて思わず万歳。「ゴルフの組み立てがうまくいった。パッティングで伸ばせた日だった」と19歳の笑顔がはじけた。

 3つ違いの姉・優利の影響で6歳からゴルフを始めた。最近、兄も含めてきょうだい3人で焼き肉に行った際には「3万円くらい食べました。お姉ちゃん払いで(笑い)」というほどの仲良し。前週の姉のメジャー初制覇の瞬間は、この大会に向けた練習中にネット中継で見た。「本当に凄い。うらやましい気持ちもある」。大いに刺激を受けて、初出場の大会に挑んでいる。

 今年は、これまで2度失敗したプロテストでの合格が目標。コーチが違うため、普段は一緒に練習することはほぼないというが、今大会開幕前日には姉に頼んでアプローチを教えてもらった。「私自身飛距離が出ないのでショートゲームは人よりもうまくならないと」。同じ03年度生まれでは、川崎春花ら3人がすでにツアー初勝利を挙げている。「早く追いつきたい」が本音だ。

 8人目のアマチュア優勝を飾れば、プロテストが免除される。「まだ3分の1しか終わっていないし、これからが重要。最終日のバックナインでスコアを伸ばすのが、これからのゴルフ人生の中でのキーになる」と鈴。その結果がツアー史上初の姉妹2週連続Vになれば最高だ。

 ◇吉田 鈴(よしだ・りん)2004年(平16)2月21日生まれ、千葉県出身の19歳。日本ウェルネススポーツ大2年。千葉黎明高3年時の21年日本女子アマ4位、2年連続でオーガスタ女子アマ出場。1Wの平均飛距離は240ヤードで目標とする選手はイ・ボミ。父が営む居酒屋「個室 串天 鮮魚 二十四区末広町店」のお薦めは「馬刺し」。1メートル53。

 ▼65位吉田優利 (妹・鈴の好発進に)ナイスプレーじゃないですかね。意識したりとかはないです。(自身は74で)今日は安定さに欠けたゴルフだったのでしっかりと調整したい。

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