国枝慎吾氏 現役引退後、本格的に始めた「習い事」明かす 「できないことをできるようにしてみようと」

[ 2023年5月13日 11:26 ]

国枝慎吾氏
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 今年1月に現役を引退した車いすテニスの国枝慎吾氏(39)が12日放送のTBS「A-Studio+」(金曜後11・00)にゲスト出演。現役引退後の生活を語った。

 国枝氏は昨年7月にウィンブルドン選手権男子シングルスで初優勝。パラリンピックと4大大会すべてのシングルスを制する生涯ゴールデンスラムを達成した。4大大会通算50勝を誇り、シングルスでパラリンピック3度の金メダルを獲得。3月にはパラスポーツ界で初めて国民栄誉賞を受賞した。華々しい舞台から退いたが、スポーツが好きとあって「今日もここ来る前にバスケで、シュート2時間打ってから来ました」と笑顔。

 MCの藤ヶ谷太輔から「車いすの設計担当者の方が、現役の時はまだですか?って言うことは全くなかったのに、今になってバスケ用まだですか?ってお願いが来るって言ってましたよ」と明かされ、苦笑い。バスケ用車いすはガードがあるが、現在はガードがないテニス用の車いすでバスケをしているため「突っ込んだりすると危ないんですよ。この間もいつの間にかあご打ってたりして」と言いながらも、バスケ用の車いすが出来上がるのが待てないようで「やりたいんですよ…早くしてよって(設計担当に)プレッシャーかけてるんですけどね」とのめりこんでいる様子。

 引退後はバドミントンやフェンシングにもトライ。さらに「今、水泳習ってます。僕、車いすになったのが9歳だったんですけど、それまでちゃんとバタフライまで泳げてたんです。それから20歳くらいまでずっとプール入ってなくて。泳げると思ってたので。最初、アメリカのホテルにプールがついてて、いきなり水深1メートル70くらいある所に入ったら、健常者の時とは体のバランスも、上半身は重くなって、下半身は軽くなってるので全く違うわけです。なので(水に)入ってみたら、いきなり一回転しちゃうっていう。溺れました。なんとか壁につかまってって感じでした」と明かすと、MC陣は「そこまで違うんですか!」と驚いた。

 「ずっと泳げてなかったんですけど、引退したタイミングでやりたいことをやってみよう、できないことをできるようにしてみようって」と決意。「息継ぎから始めて、今、4回通ったんですけど一応50メートルまで平泳ぎでいけました」と明かした。

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