体操 池田敬子さん死去、89歳 64年東京五輪団体銅メダル、日本初の世界女王で「ローマの恋人」

[ 2023年5月13日 17:45 ]

1964年東京五輪で演技する池田敬子さん
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 体操女子で56年メルボルン、60年ローマ、64年東京と3大会連続五輪代表の池田(旧姓田中)敬子さんが13日、死去した。89歳だった。

 広島・三原高で体操を始め、日体大に進学。30歳で出場した東京五輪の団体総合では銅メダルを獲得した。世界選手権は54年ローマ大会の平均台で日本女子初の優勝を飾って「ローマの恋人」と呼ばれるなど、計8個のメダルを獲得した。

 68年メキシコ五輪代表入りはできずに競技の第一線を離れると、ジュニア世代の育成に尽力。02年には国際体操殿堂入りを果たしている。

 17年世界選手権の床運動で村上茉愛が金メダルを獲得するまで、池田さんは日本女子で唯一の世界女王だった。

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