国枝慎吾氏 現役引退決断、「背中押された」妻・愛さんの言葉 「言ってくれてすごく良かった」

[ 2023年5月13日 11:50 ]

国枝慎吾氏
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 今年1月に現役を引退した車いすテニスの国枝慎吾氏(39)が12日放送のTBS「A-Studio+」(金曜後11・00)にゲスト出演。現役生活を支えた妻・愛さんについて語った。

 国枝氏は昨年7月にウィンブルドン選手権男子シングルスで初優勝。パラリンピックと4大大会すべてのシングルスを制する生涯ゴールデンスラムを達成した。

 4大大会通算50勝を誇り、シングルスでパラリンピック3度の金メダルを獲得。3月にはパラスポーツ界で初めて国民栄誉賞を受賞した。

 大学のサークルで出会った愛さんとは11年に結婚。愛さんはその後、アスリートフードマイスターの資格を取得するなどして現役生活を支えてきた。

 引退を決断した時を振り返り「年が明けて、ナショナルトレセンに車で向かっていた時に富士山が見えたんです。自分で運転していたんですけど、高速道路から富士山が見えて、てっぺんまで登ったかなって思って。これからは新しい山を登りに行く方が面白いのかなって思ったんですよね。下山したらまた違う山を目指すのも。人生何十ページもある中なので」とふと思いがよぎったという。

 また、「妻も十分やったよね、私も疲れたって言ってたのでそれで背中押された部分はあって。これで辞めないでって言われてたら、僕もちょっと迷ったと思う。もうちょっとやろうかなっていう気持ちになってたかもしれないです。彼女にもういいよ、十分やった、って言われたのはすごく良かった」と感謝していた。

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