「勝因はハイレベルのディフェンス」 レイカーズのジェームズは“鉄壁の守り”に納得の表情 

[ 2023年5月13日 15:56 ]

30得点をマークしたレイカーズのジェームズ(AP)
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 今プレーオフで自己最多の30得点をマークしてレイカーズを西地区決勝に導いたレブロン・ジェームズ(38)は「ハイレベルのディフェンスができていたし、そうなればうちのチームはとても良くなる、チーム全員がこの試合に集中していたと思う」と第6戦の勝因に言及。ウォリアーズの3点シュート成功率はレギュラーシーズンではリーグ2位の38・5%だったが、この日はそれを27・1%(48本中13本)にまで低下させており、その数値をダウンさせた守備面での踏ん張りを勝因に挙げていた。

 レイカーズは今季開幕から5連敗で、12試合終了時点では2勝10敗。そこから西地区決勝まで到達しており、この日23得点を挙げたオースティン・リーブス(24)は「ウォリアーズのようなすでに地位を確立しているチーム(ここ8年でファイナル4回優勝)に勝つのは特別な気分。ブロン(ジェームズ)やAD(デービス)がいると、いつでも勝てるような感じだ」と、〝どん底〟から“頂点”を視界にとらえた現状に笑顔をのぞかせていた。

 就任1年目のダービン・ハム監督(49)は、通算41回目のシリーズ制覇となった38歳の大黒柱を「我々のリーダーだ」と呼んでその活躍を称賛。さらに「ずっと模索する状態が続いてきたが、新しいピースがようやくはまってきた。私はこの雰囲気を楽しんでいる」と八村塁(25)やディアンジェロ・ラッセル(27)らの移籍組の活躍も評価していた。ウォリアーズのチーム編成に合わせるかのように、第6戦では通常2人のガードを3人先発させるなど、臨機応変な選手起用も功を奏してきた。

 西地区決勝では第1シードのナゲッツと対決。プレーオフが16チーム制となった1984年以降、第7シードのチームだけはファイナルに進出したことがないが、ナゲッツに対してレイカーズは過去のプレーオフで7回対戦してすべてシリーズを制覇しており、究極の“下克上”を達成する舞台が整った。

  <レイカーズのプレーオフでのナゲッツ戦>
 ▼1997年・1回戦=○2勝1敗
 ▼1985年・西地区決勝=○4勝1敗
 ▼1987年・1回戦=○3勝0敗
▼2008年・1回戦=○4勝0敗
▼2009年・西地区決勝=○4勝3敗
▼2012年・1回戦=○4勝3敗
▼2020年・西地区決勝=○4勝1敗

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