立川負傷交代の東京ベイが苦闘の再逆転&逃げ切り勝ち マークス「勝てたのでうれしい」

[ 2023年1月29日 18:38 ]

ラグビーリーグワン第6節   東京ベイ(勝ち点24) 40―38(前半24―14) BR東京(勝ち点9) ( 2023年1月29日    東京・江戸川陸上競技場 )

<東京ベイ×BR東京>後半11分、ダイビングトライを決める東京ベイのテアウパシオネ
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 昨季3位の東京ベイ(旧クボタ)がRB東京(旧リコー)に40―38で競り勝ち、開幕から6戦無敗(5勝1分け)として首位・埼玉(パナソニック)と勝ち点1差の2位をキープした。ホストスタジアムの江戸川陸上競技場では19年以降、無傷の12連勝。RB東京は2連敗で2勝4敗となった。

 東京ベイは冷や汗たっぷりの内容で無敗を守った。ブレークダウンでターンオーバーを連発するなどディフェンスで流れをつかみ、3―0で迎えた前半11分にWTBゲラード・ファンデンヒーファー(33)の突破からロック青木祐樹(30)が今季初トライをマーク。同13分には相手ラインアウトのこぼれ球を起点にSH藤原忍(23)がポスト右へ、18分にはキックパスをキャッチしたWTB根塚洸雅(24)が右隅へトライを決めて24―0とリードした。同31分にSOバーナード・フォーリー(33)のイエローカードで数的不利となった隙を突かれ、後半9分に24―21と詰め寄られたものの、同11分に途中出場のCTBテアウパシオネ(23)が自ら突破してダイビングトライを決めるなど、17分までに34―21とリードを広げた。

 しかし、後半2分にライアン・クロッティ(34)、9分には脚を痛めた立川理道(33)と両CTBが交代すると、ディフェンスが乱れ、3トライを許して後半30分には37―38と逆転された。後半34分にPGを1本外したフォーリーが同37分のPGは決めて40―38と再逆転したものの、最後も反則でRB東京に“逆転サヨナラPG”の機会を与えるなど、苦しみ抜いた末に逃げ切った。

 フラン・ルディケ・ヘッドコーチ(53)は「リコー(BR東京)にエッジや裏のスペースを使われてスコアを許してしまった。学びの多いゲームだった」と振り返り、「ケガ人が多い中で、今回入った若手や青木が強いパフォーマンスを見せてくれた」と話した。フル出場したフッカーのマルコム・マークス(28)は「自分のミスもあったので責任は感じているが、チームが勝てたのでうれしい。レビューして来週へつなげたい」と前向きで、決勝PGで今季72得点とランキング首位に立ったフォーリーも「立川は素晴らしいリーダーなので(不在時の)カバーは凄く難しいが、テアウパや初キャップのリカス(プレトリアス)がいいエネルギーを持ってきてくれた」と明るく話した。

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