強い!早田ひな、涙の3冠!!女子史上4人目 シングルス3年ぶりV「負けたな」0―2から大逆襲

[ 2023年1月29日 14:51 ]

卓球・全日本選手権最終日 ( 2023年1月29日    東京体育館 )

<卓球全日本選手権・女子シングルス決勝>優勝し皇后杯を手に笑顔を見せる早田(撮影・会津 智海)
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 女子シングルスで早田ひな(日本生命)が3年ぶり2度目の優勝を飾り、女子史上4人目の3冠を達成した。

 「石川さんはたくさん優勝を経験している選手で、卓球界を引っ張っている。向かっていくだけだし、相手の戦術を感じながら挑戦できたら」と闘志を高めて臨んだ、石川佳純(全農)との準決勝を4―0で完勝。その後の決勝では木原美悠(エリートアカデミー)と激突した。

 2ゲーム連続で落として苦しい状況に陥ったが、ここから鮮やかな逆襲を見せた。第3ゲームを11―5、第4ゲームを11―8で五分に。第5ゲームも11―7で奪い、第6ゲームで決めた。試合後は涙で目が潤んでいた。

 昨年に続き、今大会は張本智和(IMG)とのペアで混合ダブルス、伊藤美誠(スターツ)とのペアで女子ダブルスを制覇。60年度の山泉和子、15年度の石川佳純、17、18年度の伊藤美誠に続く女子4人目の3冠を目指した昨年はシングルスが準優勝だった。悔しさから1年、シングルスも制して見事に偉業を成し遂げた。

 ▼早田ひな 苦しい試合だったけど最後まで冷静に戦うことができた。決勝にくる選手は勢いがあって、基本の対策、いつもの感じが参考にならないのが全日本の怖さ。その勢いを沈める能力が自分にはあると分かっていた。1本ずつ点を取ること考えて試合することできた。メンタル的には1回負けたなと思いました。また、挑戦する気持ちで試合に入っていった。私自身、天才ではないので。ほんとにどの技術、体のケア、全てのこと努力しないと身につかないタイプなので。日頃から「チームひな」のみんなが支えてくれてここにいる。恩返しができて良かった。

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