連覇の戸上隼輔「みなさん、元気ですかー！」プロレス大好き21歳「優勝して言いたかった」

卓球・全日本選手権最終日 （ 2023年1月29日    東京体育館 ）

＜2023年全日本卓球選手権・男子シングルス決勝＞張本に勝利し優勝を決めガッツポーズを見せる戸上（撮影・会津　智海）
Photo By スポニチ

　男子シングルスで戸上隼輔（明大）が連覇を達成した。決勝で張本智和（IMG）を4―2で撃破した。

　「もう、うれしいのひと言です」と、胸を張った戸上が勝負の分かれ目に上げたのは第3ゲームだ。張本のゲームポイントを4度しのいで17―15。「このゲームがカギになると思った。次につなげたいと死ぬ気で頑張りました」と振り返った。

　プロレス大好きの21歳。場内インタビューの最後、ファンに向けて「みなさん、元気ですかー！」と昨年10月に亡くなったアントニオ猪木さんのフレーズを持ち出した。「プロレスが大好きで、どうしても優勝してこのフレーズを言いたかった。本当に感謝しかなくて。どんな時でも支えてくれるファンの方々だったり、優しい方々が卓球ファンには多くて、卓球やっていて良かったと思う」と話した。