リーグワン神戸　神戸SO李「弱いチームから強いチームになっていきたい」　3連敗でPO黄信号

ラグビーリーグワン第6節   神戸21―38トヨタ （ 2023年1月28日    神戸ユニバー ）

＜神戸・トヨタ＞トヨタのFBツイドラキ（中央）に突破を許す、神戸・山本（左）ら神戸フィフティーン（撮影・須田　麻祐子）
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　各地で3試合が行われ、神戸は21―38でトヨタに敗れて3連敗を喫した。後半に5トライを献上して逆転を許し、終盤の数的優位も生かせず。6試合を終えて2勝4敗となり、8位に後退してプレーオフ進出に黄信号がともった。連覇を目指す埼玉は21―19で横浜に逆転勝ちし、開幕からの連勝を6に伸ばした。BL東京に敗れた花園は開幕6連敗となった。

　時折雪が舞う本拠地で、神戸の選手たちがガックリと肩を落とした。後半27分から立て続けにトヨタの3選手がシンビン（一時退場）となり、圧倒的な数的優位で逆転への機運が高まる。だが、12人のトヨタにボールを保持され、同40分にはダメ押しのトライを献上。上位が遠のく3連敗に、日本代表SO李も厳しい言葉を発した。

　「自分たちは強いチームじゃない。現状を受け止めて、どれだけ毎試合積み上げていけるか」。前半を14―9で折り返しながら、後半開始からディフェンスが崩れて逆転を許す。持ち味とする攻撃面も爆発力はなく、反撃はWTB山下楽のトライのみ。李をCTBに移すオプションも実らなかった。

　これで2勝4敗となり8位に後退。目標とする優勝どころか、4位以上が勝ち進めるプレーオフ進出も厳しくなってきた。「課題を修正し続けて、弱いチームから強いチームになっていきたい」と李。かつての名門には、まずは自分たちの弱さと向き合うことが求められている。（西海　康平）