ネッツの渡辺が3P3本成功  成功率部門で“陰の1位”に返り咲き 次はレイカーズ戦

[ 2023年1月29日 10:25 ]

ニックスのクイックリーをかわしてシュートを放つネッツの渡辺(AP)
Photo By AP

 東地区全体4位のネッツは28日、地元ブルックリン(ニューヨーク州)で同7位のニックスを122―115(前半62―49)で退け、3試合ぶりに白星を挙げて30勝19敗。第3Q途中で最大19点差をつけながら第4Q終盤で一時3点差まで詰め寄られたが、ここからリズムを取り戻して逃げ切った。

 左膝を痛めているベン・シモンズ(26)とベンチプレーヤーの1人、T・J・ウォーレン(29)が欠場したが、ホームでは22戦で14勝目。ここ5試合で計186得点を挙げているカイリー・アービング(30)が、第4Qの21得点を含む32得点を稼いでチームを引っ張った。チームの3点シュート成功は40本中22本。成功率は55・0%に達し、膝を痛めているケビン・デュラント(34)が離脱してからは3勝6敗となった。

 センターのニック・クラクストン(23)は13得点と12リバウンドをマーク。ジョー・ハリス(31)は6本の3点シュートなどで16得点を稼ぐなど、先発全員が2ケタ得点を記録した。

 渡辺雄太(28)は第2Qの出だしからコートに登場。右サイド、正面、左サイドと異なる3つのポジションから放った3本の3点シュートをすべて成功させ、このクオーターでは6分58秒のプレータイムながら9得点をマークした。後半は無得点だったものの、2リバウンドと2アシストも記録。1試合で3本以上の3点シュートを決めたのは19試合ぶりで今季5回目(通算9回目=1試合最多は5本)となった。

 今季の渡辺の3点シュートの成功は93本中46本で成功率は47・8%から49・5%に上昇。規定本数には3本不足しているものの、この部門で1位となっているサンズのデイミオン・リー(30=現在試合中)の48・4%を上回って暫定的ながら再び“陰の1位”に立った。

 なおネッツは30日(日本時間31日)に、八村塁(24)がトレードで移籍してきたレイカーズと顔を合わせることになっている。

 ニックスは27勝24敗。ジェイレン・ブランソン(26)が26得点を記録。RJ・バレット(22)も25得点、ジュリアス・ランドル(28)は19得点、10リバウンド、8アシストを稼いで終盤で追い込んだが、あと一歩およばず3連勝を飾ることはできなかった。

 <渡辺の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場機会なし)
 ▼第2Q(出場6分58秒=9得点)
(1)1分53秒・速攻から右サイドで3点シュート=○(アシスト・ミルズ)
(2)2分20秒・正面から3点シュート=○(アシスト・ミルズ)
(3)6分40秒・左サイドから3点シュート=○(アシスト・アービング)
 ▼第3Q(出場3分16秒=無得点)
(4)10分40秒・ペイント内でターンアラウンドからジャンプシュート=×
 ▼第4Q(出場6分52秒=シュート機会なし)

続きを表示

この記事のフォト

2023年1月29日のニュース