石川佳純、パリ選考レース5位浮上も「本質を忘れずに」　五輪意識せず「目の前の試合を全力で」

卓球・全日本選手権最終日 （ 2023年1月29日    東京体育館 ）

＜卓球全日本選手権・女子シングルス準決勝＞早田に敗れ引き揚げる石川（撮影・会津　智海）
Photo By スポニチ

　女子シングルス準決勝で、石川佳純（全農）は早田ひな（日本生命）に0―4ストレートで敗れ、2年ぶり6度目の日本一に届かなかった。

　3ゲーム連続で落とし、後がなくなった第4ゲームは序盤に6―1とリードを奪ったものの、逆転を許した。「先手を取れることがほとんどなくて、有利な展開に持っていけなかった。ラリーでも押された展開になった」と振り返った。

　4強入りで24年パリ五輪の選考ポイントで40点を獲得し、大会前の7番手から5番手に浮上。パリ五輪の選考ポイントについて、26日に「あまり考えないようにしている。全日本は全日本」と話していた。この日、「パリへの思いは変わったか」と問われると、「特にないです、あははは」と笑った。

　今後もパリ選考大会は続く。「とりあえず目の前の試合を全力で頑張っていきたい。どの大会にもポイントがついてくるけど、勝つこと強くなること、本質を忘れずに目の前の試合に全力で取り組みたい」と話していた。