連覇狙うロコ・ソラーレ地元で圧勝発進 藤沢「いいコミュニケーションがいいショットに」日本選手権初戦

[ 2023年1月29日 16:37 ]

ロコ・ソラーレの藤沢五月(手前)
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 カーリングの日本選手権が28日に開幕し、北海道北見市のアドヴィックス常呂カーリングホールで男女の1次リーグが行われた。

 北京五輪女子で銀メダルを獲得したロコ・ソラーレ(北海道)はSC軽井沢クラブ(長野)と対戦し15―4で快勝し2連覇に向けて好発進した。

 後攻の第1エンドで相手のミスに乗じて4点を奪うと、不利な先攻になった第2エンドで2点をスチールして6点リード。序盤で流れを呼び込むと、8―2で迎えた第6エンドではサード吉田知那美、スキップ藤沢五月が精度の高いショットでハウス内にストーンをためて大量5得点。ほぼ勝利を手中にした。

 藤沢は「第1エンドで4点取れたことが入りとして良かった。第1試合はアイスの情報をいかにたくさんつかめるかが大事。出だしからいい形で読み切れたと思う」と笑顔で振り返った。

 北見市はロコ・ソラーレにとって地元。藤沢は「普段ここでたくさん練習している。大会になるとアイスの状況は変わるが、癖だったり、どのくらい曲がるのか、どのくらいスイープするか。そのコミュニケーションがいいショットにつながった」と地の利を実感していた。

 昨秋パンコンチネンタル選手権(カナダ)で優勝。今月中旬にカナディアン・オープンで優勝しワールドツアー最高峰のグランドスラム大会を日本勢で初めて制した。今大会で優勝すれば3月にスウェーデンで開催される世界選手権の出場権を得る。

 藤沢は「日本選手権は特別な大会で海外の大会とは違う緊張感もあるけど、楽しみながら緊張感も持ちながらいいバランスで次の試合にも臨めればいい」と充実感をにじませた。

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2023年1月29日のニュース