東西名門対決はセルティクスの勝ち ジェームズは41得点 審判の判定には激怒 八村は6得点

[ 2023年1月29日 14:02 ]

第4Q終了間際、反則のコールがなかったあとにベンチで悔しがるジェームズ(AP)
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 ウィザーズからレイカーズにトレードされた八村塁(24)は28日、敵地ボストン(マサチューセッツ州)でのセルティクス戦にベンチから出場。新天地初戦となった25日のスパーズ戦では12得点をマークしていたが、この日は24分の出場で6得点で出場時間帯のチームスコアはプラス6だった。

 フィールドゴール(FG)は8本中3本決めたが3点シュートは4本すべて失敗。4リバウンドと1アシストをマークしたものの、チームは延長の末に121―125(前半54―48、延長16―20)で東地区全体首位のセルティクスに敗れて今季の成績は23勝27敗となった。レイカーズはセルティクスに対しては12月13日(●118―122)も延長で敗れており今季2戦2敗。第3Q途中に10点、第4Q序盤でも7点のリードを奪っていたが、その後の攻防を制することができなかった。

 レイカーズとセルティクスはともにファイナルで17回の優勝を誇る東西の名門チーム。ただしレイカーズはセルティクスに対しては相性が悪く、ミネアポリス時代(1947~59年シーズン)を含めファイナルでは8シリーズ連続(59、62、63、65、66、68、69、84年)で敗退していた。レギュラーシーズンとプレーオフを併せてこの日は通算372回目の対戦。戦績はセルティクスの208勝164敗となった。

 レブロン・ジェームズ(36)は44分出場してFGを30本中15本(うち3点シュートは12本中6本)成功させて41得点と9リバウンド、8アシストをマーク。同点で迎えた第4Q残り4秒からのプレーで左手でレイアップに持ち込み、映像にはセルティクスのジェイソン・テータム(24)の右手がジェームズの腕に接触している場面がとらえられていたが、審判は反則のコールをしなかった。これに対してジェームズはコートを両手でたたいて激怒。笛が吹かれていればフリースローが2本与えられていただけに微妙なジャッジとなった。

 ジェームズの通算得点は1406試合で3万8271。カリーム・アブドゥルジャバー(元バックス&レイカーズ)が保持するNBA最多記録(3万8387)まであと「116」としている。

 復帰2戦目のアンソニー・デービス(29)は34分で16得点と10リバウンド、先発したガードのパトリック・ベバリー(34)は4本の3点シュートで15得点をマークした。185センチのベバリーは第4Q残り18秒にデービスが外した3点シュートを今季初のダンクで押し込んで114―112としたたものの、残り14秒でのフリースローは1本失敗。残り4秒でシュートを決めたブラウンには反則を犯して3点プレーを献上し、試合は105―105で延長にもつれこんでいた。

 セルティクスは連敗を3でくい止めて36勝15敗。ジェイレン・ブラウン(26)が37得点、球宴先発が決まっているテータムは30得点と11リバウンド、ベンチから出たマルコム・ブログドン(30)も26得点を稼いでレイカーズを振り切った。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場3分43秒=2得点)
(1)10分6秒・ゴール下でシュート=○(アシスト・ウエストブルック)
 ▼第2Q(出場8分45秒=2得点)
(2)53秒・右サイドからドライブしてゴール下=×
(3)1分46秒・右コーナーから3点シュート=×
(4)3分36秒・インサイドにカットしてゴール下(アシスト・ウォーカー4世)
(5)6分55秒・正面やや左から3点シュート=×
(6)7分15秒・正面やや右から3点シュート=×
 ▼第3Q(出場3分21秒=2得点)
(7)11分59秒・デービスからのロングパスを受けて右手でダンク=○(アシスト・デービス)
 ▼第4Q(出場7分51秒=無得点)
(8)35秒・正面やや左から3点シュート=×

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