織田信成「めっちゃ悔しい!」も「凄い楽しい2分50秒」国体SPは62・57点

[ 2023年1月29日 12:22 ]

フィギュアスケート八戸国体第2日 ( 2023年1月29日    青森県八戸市・フラット八戸 )

織田信成の演技が終わり、キス&クライで笑顔の大阪府チーム。(左から)友野一希、織田、桜井修吾監督
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 男子SPでは、現役復帰を果たした10年バンクーバー五輪7位の織田信成(大阪・大阪スケート倶楽部)は62・57点だった。

 ナット・キング・コールの「ラブ」の柔らかなメロディーに合わせて滑り、序盤から手拍子を誘った。冒頭の4回転トーループ、後半のトリプルアクセルでミスが出たが、ルッツ―ループの3回転を鮮やかに決めた。演技前は周囲から「顔が死んでいる」と指摘されたようで、ジャンプ以外の要素も「感覚がマヒしていた」と苦笑い。キス&クライでは大阪チームの友野一希らと得点を待ちながら「めっちゃ悔しい!」と苦笑いで頭を抱えた。

 昨年11月以来の競技会の演技を終え「自分の力を出し切れずに悔しい」と振り返る一方で「凄い楽しい2分50秒だった」。観客の前での演技に「楽しかったし、うれしかったし、充実感があった」と笑顔だった。

 プロスケーターとして活躍していた織田は昨年11月1日に自身のYouTubeチャンネルで現役復帰を報告。同12日に大阪府の国体派遣選手選考会に出場。競技会出場は13年12月22日の全日本選手権の男子フリー以来3247日ぶりとなり、2選手によるフリーのみの成年男子で146・05点をマークして優勝した。

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2023年1月29日のニュース