国枝氏後継者16歳・小田が全豪OP準V 全仏で最年少王者必ず!4大大会初の決勝で完敗も手応え

[ 2023年1月29日 04:22 ]

テニス全豪オープン第13日 車いすの部男子シングルス決勝   ●小田 3-6、1-6 ヒューエット〇 ( 2023年1月28日    メルボルン )

雄叫びを上げる小田(AP)
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 車いす男子シングルス決勝で、第3シードの小田凱人(ときと、16=東海理化)が第1シードのアルフィー・ヒューエット(25=英国)に3―6、1―6でストレート負け。4大大会史上最年少優勝は全仏オープン(5月28日開幕、パリ)以降に持ち越された。女子シングルス決勝はベラルーシ出身の第5シード、アリーナ・サバレンカ(24)が昨年のウィンブルドン選手権覇者エレーナ・ルバキナ(23=カザフスタン)に逆転勝ち。4大大会を初制覇し、優勝賞金297万5000豪ドル(約2億7000万円)を獲得した。

 優勝カップを掲げる王者を、小田が唇をかみながら目に焼き付けた。「本当に悔しい。また何度もこの舞台に戻って来て今度は必ず逆の(優勝した)立場でスピーチしたい」。史上最年少16歳で4大大会制覇を狙うも17年全仏を19歳で制した現最年少記録保持者に直接対決で阻まれた。

 第1セットは第4ゲームで先にブレークに成功したが、第5ゲームから5ゲーム連続で失った。第2セットは圧倒され、試合を通してブレークポイントを2度しか握れない完敗だった。

 快挙はお預けとなったが、22日に引退した国枝慎吾氏の後継者としての存在感は示し、「その(後継者の)気持ちは僕が一番強いと思うので、もっと強く持ってやっていきたい。次を担える存在になるのが新たな目標」と視線を上げた。

 ◆全豪オープンテニスはWOWOWで全日生放送。WOWOWオンデマンドでは全コートライブ配信

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2023年1月29日のニュース