オールブラックスが来日 “ほほ笑みの貴公子”マッケンジーも追加招集 今月29日ラグビー日本代表と対戦

[ 2022年10月22日 20:56 ]

昨年8月14日、ブレディスローカップでオーストラリアに勝ったニュージーランドのオールブラックス(AP)
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 ラグビーW杯で史上最多タイの3度の優勝を誇るニュージーランド代表が22日夜、成田空港着の航空機で来日した。現在、世界ランキング4位の同代表の来日は19年W杯日本大会以来、3年ぶり。今月29日には東京・国立競技場で「リポビタンDチャレンジカップ2022」として同10位の日本代表と4年ぶりに対戦する。

 出発前には同協会が遠征メンバーの変更を発表。当初は総キャップ数1362を数える35人が選ばれていたが、21年にサントリー(現東京SG)でプレーしたSO/FBボーデン・バレットらバレット3兄弟は祖母が亡くなったために来週半ばに遅れて来日することになった。またロックのサム・ホワイトロック、WTB/FBのウィル・ジョーダンは耳の不調で日本戦後に控える欧州遠征からの合流になる見通し。膝の故障を抱えるSHフォラウ・ファカタヴァは、今秋のツアーに参加しないことになった。

 6人に代わって招集されたのが、昨季東京SGでプレーしたSO/FBダミアン・マッケンジーら4人。“ほほ笑みの貴公子”ことマッケンジーは、当初は正規代表のセカンドチームに当たるオールブラックスXVの一員として11月の欧州遠征に参加予定だったが、バレット兄弟の離脱により昨秋以来1年ぶりの代表復帰となる。ポジションが重なるボーデン、ジョーディー兄弟の来日が遅れれば、日本戦出場の可能性が高まりそうだ。

 両国の過去の対戦成績は、ニュージーランドの6戦全勝。直近では18年11月3日に東京・味の素スタジアムで対戦し、計10トライを奪ったオールブラックスが69―31で日本を下した。すでに6万3000枚のチケットが売れ、19年W杯を除き日本代表戦最多入場者記録を更新する見込みの国立競技場での対戦は、旧競技場時代の87年11月1日以来、2度目となる。

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2022年10月22日のニュース