アマチュアの蝉川泰果が史上初の偉業に王手 日本オープン

[ 2022年10月22日 16:18 ]

男子ゴルフ 日本オープン第3日 ( 2022年10月22日    兵庫・三甲GCジャパンC )

蝉川泰果
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 アマチュアの蝉川泰果(21=東北福祉大4年)が独走態勢を築き、史上初の偉業に王手をかけた。

 9月のパナソニック・オープンで史上6人目のアマチュア優勝を飾った蝉川が63とスコアを伸ばし、通算13アンダーでフィニッシュした。2位の比嘉一貴一樹とはホールアウト時点で6打差をつけた。

 2日目を終え、通算6アンダーで東北福祉大の先輩の比嘉、金谷拓実とトップに並んだ蝉川は「先輩たちに負けたくない」と話していた。その言葉通り、この日は会心のチャージを見せた。
 1番で1メートルのバーディーパットを決めて勢いに乗る。続くパー5の2番では2オンに成功、2パットで連続バーディーを奪った。

 3番でティーショットを奥のバンカーに外しボギー。4番もボギーとしたが、5、7番でバーディーを決めて盛り返した。
 圧巻は9番、319ヤードのパー4だ。3Wで果敢に1オンを狙うとピン左9メートルに乗せ、これを沈めてイーグルとした。ギャラリーの歓声にガッツポーズで応える。この日、9番で1オンに成功したのは出場66選手中、蝉川を含めわずか4人だった。

 その勢いは後半も止まらない。10番では第2打をグリーン手前にショートするが、そこからウエッジでチップインバーディーを決めた。

 12番では第2打を50センチにつけ、13番でも5メートルのバーディーパットを沈めた。

 最終日に逃げ切れば、史上初のアマチュアのプロトーナメント2勝目となり、日本オープンでは1927年第1回大会の赤星六郎以来、95年ぶりのアマチュアVとなる。

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2022年10月22日のニュース