グリズリーズのモラントがロケッツ戦で49得点 2戦合計83得点 王者ウォリアーズはナゲッツに敗れる

[ 2022年10月22日 14:42 ]

ロケッツ戦で49得点をマークしたグリズリーズのモラント(AP)
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 開幕4日目を迎えたNBAは21日、各地で11試合を行い、昨季に最も進歩した選手に与えられるMIPを受賞したグリズリーズのジャー・モラント(23)が敵地ヒューストン(テキサス州)で行われたロケッツ戦で31分の出場ながら49得点をマーク。フィールドゴール(FG)を26本中17本(うち3点シュートは6本中5本)、フリースローを12本中10本成功させて129―122(前半62―70)での勝利に貢献した。

 グリズリーズは2年連続の開幕2戦2勝。昨季リーグ9位の27・4得点を記録したモラントは初戦のニックス戦でも34得点を稼いでおり、2試合で合計83得点をたたき出している。

 ジャズからティンバーウルブスに移籍したフランス代表のセンター、ルディー・ゴベア(30)は地元ミネアポリス(ミネソタ州)でそのジャズと対戦。古巣を相手に9得点ながら23リバウンドをマークしたものの、126―128で迎えた延長の残り34・3秒に与えられたフリースローは2本とも失敗した。

 試合はゴベアのほかドノバン・ミッチェル(26=現キャバリアーズ)やボヤン・ボグダノビッチ(33=現ピストンズ)ら昨季までの主力を放出したジャズが延長の末に132―126(前半55―64、延長12―6)でティンバーウルブスを振り切って2戦2勝。ティンバーウルブスは1勝1敗となった。

 昨季王者のウォリアーズは地元サンフランシスコ(カリフォルニア州)でナゲッツに123―128(前半52―70)で敗れて1勝1敗。最大20点差のビハインドから、第4Q残り14・7秒に1点差まで詰め寄ったが追い上げもここまでだった。

 昨季の西地区1回戦でウォリアーズに1勝4敗で敗れているナゲッツも1勝1敗。過去2シーズン連続でMVPに選出されているセンターのニコラ・ヨキッチ(27)は26得点、12リバウンド、10アシストでトリプルダブルを達成している。

 昨季27勝55敗に終わったトレイルブレイザーズは地元ポートランド(オレゴン州)で延長の末にサンズに113―111(前半47―53、延長11―9)で競り勝って4年ぶりの開幕連勝。デイミアン・リラード(32)が5本の3点シュートなどで41得点を挙げれば、16得点のアンファーニー・サイモンズ(23)は同点で迎えた延長の残り7・2秒、右手によるドライビング・フックを成功させてこれが決勝点となった。

 2シーズンぶりのファイナル進出を狙うサンズは1勝1敗。デビン・ブッカー(25)が33得点をマークしたがあと一歩およばなかった。センターのディアンドレ・エイトン(24)は26得点。しかし111―113だった延長残り1・2秒で得たフリースローの1本目を失敗し、故意に外した2本目を211センチのジョック・ランデール(26)がフォローして残り0・6秒でゴール下でシュートを放ったがこれも入らなかった。

 ドラフト全体トップで指名されたマジックのフォワード、パオロ・バンケロ(19=208センチ)はホークス戦で20得点、12リバウンド、3ブロックショットをマーク。しかしチームは98―108(前半54―50)で敗れて2戦2敗となった。

 <21日の結果>
ペリカンズ(2勝)124―112*ホーネッツ(1勝1敗)
スパーズ(1勝1敗)137―134*ペイサーズ(2敗)
*ウィザーズ(2勝)102―100ブルズ(1勝1敗)
*ホークス(2勝)108―98マジック(2敗)
*ネッツ(1勝1敗)109―105ラプターズ(1勝1敗)
セルティクス(2勝)111―104*ヒート(2敗)
*ニックス(1勝1敗)130―106ピストンズ(1勝1敗)
グリズリーズ(2勝)129―122*ロケッツ
ジャズ(2勝)132―126(延長)*ティンバーウルブス(1勝1敗)
ナゲッツ(1勝1敗9128―123*ウォリアーズ(1勝1敗)
*トレイルブレイザーズ(2勝)113―111(延長)サンズ(1勝1敗)
 *はホームチーム

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