河本3年ぶり2勝目へ ノーボギー66で単独首位「耐えることができたのは自信に」

[ 2022年10月22日 04:18 ]

女子ゴルフツアー NOBUTA GROUPマスターズGCレディース第2日 ( 2022年10月21日    兵庫県 マスターズGC=6585ヤード、パー72 )

13アンダーの単独トップに立ち、新垣比菜(左)と抱き合う河本結(撮影・成瀬 徹)
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 5位から出た脇元華(25=GMOインターネットグループ)が5バーディー、ボギーなしで連日の67をマークし、通算10アンダーの2位に浮上した。首位とは3打差。念願のツアー初優勝をつかみ、2季ぶりのシード復帰を狙う。首位タイから66をマークした河本結(24=RICOH)が通算13アンダーで単独首位に立った。

 激しく何度も右拳を振りかざした。後半の7番パー3。パーをセーブした河本が思わず感情を前面に押し出した。

 ピンは左サイド。ティーショットを左に外し、ショートサイドからの難しいアプローチを残した。ラフからの第2打も強めに入って4メートルオーバー。しびれるパットをねじ込んだ。「4日間でこういう日は必ず来ると思うけど、ボギーを打たずに耐えることができたのは自信になる。自分を褒めたい」。この日も6バーディーを奪ったが、パーオンできなかった5ホールでパーをセーブしたプレーを河本自身は評価した。

 「頭の中のミーティング」と称す前夜のルーティンを欠かさない。わずか10分ながらもコースメモを使ってのイメージトレーニングが難コース攻略の武器になった。2日連続のボギーなし。2位に3打差の単独首位で週末を迎え、19年3月のアクサ・レディース以来の2勝目へ期待が膨らむ。

 弟の力(22)が今年8月にSansan・KBCオーガスタで初優勝するなどツアー2勝をマーク。3年半ぶりの優勝なら、国内では中嶋(常幸、恵利華)、宮里(聖志、藍)きょうだいに次ぐ同一シーズン制覇となる。復活の兆しを見せる黄金世代の実力者は「最後まで全力で突っ走れると最高の位置で終われると思う。それに集中して目の前の一打をやっていきたい」と静かに闘志を燃やした。

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2022年10月22日のニュース