大阪エヴェッサ 奮闘も白星飾れず…鈴木「最初から激しいプレーをしないと」

[ 2022年10月22日 21:15 ]

Bリーグ 2022―23シーズン B1第4節第1試合   大阪エヴェッサ69―77三遠ネオフェニックス ( 2022年10月22日    おおきにアリーナ舞洲 )

勝利できず試合後の会見で残念そうな表情を浮かべる大阪エヴェッサ・鈴木
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 大阪エヴェッサの勝機は十分にあったが、アリーナのブースターに白星を届けることはできなかった。

 第4Q、鈴木達也(31)のゴールポスト付近をめがけたパスをカイル・ハント(32)が華麗なアリウープを決め、4点差に迫った。さらに、ハントがリバウンドからシュートを決め、合田怜(29)のバスケットカウントで58ー58と追いついた。

 しかし、勝負どころでシュートが決まらず、逆に三遠には効果的な3ポイントシュートを決められ、残り3分半で2桁得点差をつけられてしまった。

 マティアス・フィッシャーHC(51)は「ディフェンスのリバウンドで勝ちたかったが、それができなかった。チームとして準備が」できていなかった。ターンオーバーもやられすぎた」と試合を振り返るしかなかった。

 それでも、見せ場はあった。第1Q、9―22の劣勢から追い上げムードを作ったのは、鈴木のプレーだった。3ポイントシュートを決めた直後にフリースローも2本成功。さらにドリブルカットインからのシュートも決め、16―24と差を詰めた。この踏ん張りがあったからこそ、第2、第3Qの粘りにつながったのだった。

 マン・オブ・ザ・ゲームに選ばれた鈴木は「試合にいい入り方ができなかった。僕たちはもっともっと貪欲にアグレッシブにプレーしていかないといけない。最初から激しいプレーをしないと」と、反省。ただ、移籍してきたばかりだが、そのプレーぶりはチームを引っ張る闘将そのもの。フィッシャーHCも「鈴木は心臓が正しい位置についている。彼のような選手をドイツでは“ハード ブラッド”(固い血)と呼ぶんだ」とジョークも交え、熱いプレーに賛辞を送った。

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2022年10月22日のニュース