江東区とB3新規参入の東京ユナイテッドバスケットボールクラブがスポーツ協定締結

[ 2022年7月25日 20:00 ]

協定締結書後に記念撮影を行った(前列左から)TUBC家本会長と江東区山崎区長、(写真後列左から)TUBC石元社長、公式マスコット・ユナイト、早水HC
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 東京・江東区を活動拠点にプロバスケットボール「B3リーグ」の2022-23シーズンから新規参入する東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(TUBC)が、同区とスポーツ協定を締結することになり、27日に同区役所でTUBC家本賢太郎代表取締役会長と山崎孝明江東区長が出席し、締結式が行われた。

 協定書への署名後、山崎区長は「これからTUBCは江東区と一緒になって相互連携、支援協力とお互いに力を出しあって、協力していきたいと思います。元々、江東区は昨年東京五輪・パラリンピックが開催され、海の森水上競技場や有明アリーナ、東京アクアティクスセンターなど、多くの競技施設が残りました。東京五輪・パラリンピックを経て、スポーツと人情に熱いまちとして頑張っていますが、スポーツという面ではこれから五輪レガシーを活用しながら色んなスポーツを活発にしていき、スポーツをする、見る、支えることを区民の皆さまにお願いしたい。今回はバスケットボールクラブを応援しようということで、協定を締結させていただきました」と、スポーツ協定を締結した意義について話した。

 さらに山崎区長は「TUBCには、区民や地域のためにも様々な事業展開をしていただき、子どもたちにとって憧れのチームになっていただきたい。子どもたちが大きくなったら、TUBCに入りたいという夢が持てるように強くなっていただき、区民の皆さんが応援団を作って、試合を応援できるようになればと思います」と、区民の間でバスケットボール熱が高まる事を期待するコメントを送った。

 一方、10月9、10日に有明アリーナでホーム開幕戦を行う事を発表したTUBCの家本会長は「江東区に根差すチームとして、区民の皆さまから愛される事は勿論ですが、将来TUBCでプレーしたいという子どもたちを増やしていきたい。コロナ禍の状況の中で人と人との繋がりが残念ながら今まで通りできなくなりましたが、ただスポーツが持つ力というのは、様々なものがあると思います。世代、性別、バックグラウンドを超えて、まさに多様な街である江東区の皆さんたちがバスケットボールというものを核に、新しい繋がりを創ることができるようにスポーツ振興としてお役に立ちたい。まずはB3からチャレンジをさせていただきますが、当然B2、B1と上を目指していきます。(Bリーグが)26年には新B1リーグ構想も掲げていますし、我々はそこを目指して強いチームになっていきたいと思います。普通は何らかしら基になるチームが存在していてプロのチームができますが、TUBCは0から1、まさに皆さんと一緒にチームができあがる姿を見ていただいて進んでいくタイミングでもあります」と、江東区を拠点にプロバスケットボールチームとしての新たなスタートに向けて熱いメッセージを伝えた。

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2022年7月25日のニュース