【世界陸上】女子100m障害準決勝・青木益未 2組6位で決勝進出ならずも「思い切りいけた」

[ 2022年7月25日 09:18 ]

陸上・世界選手権最終日 ( 2022年7月24日    米オレゴン州ユージン・ヘイワードフィールド )

青木益未
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 女子100メートル障害準決勝が行われ、日本記録保持者の青木益未(28=七十七銀行)は、13秒04で2組6位で決勝進出はならなかった。

 中盤まで4番手で粘ったが、後半に失速。レース後、青木は「格上の選手ばかりだったので、前半から行けるところまで行こうと思って、途中まで凄く良かったと思うんですけど、ハードルにぶつかってバランスを崩しながらも自分の前半から思い切りいけたレースだったかなと思います」と振り返った。前の組で、福部真子(27=日本建設工業)が青木の持つ日本記録を更新する12秒82を出したことには「真子ちゃんのタイムしか見てなかったので、世界記録が出たのは分からなかった。でも真子ちゃんが日本記録を出して、(今大会の)参加標準も切るいいタイムだったので、いい流れに乗りたいと思って凄く自分も気合が入りました。本当にこの数年で日本記録を抜いて抜かれての繰り返しで、みんなどんどん速くなってきているので、自分も今日出た日本記録を塗り替えてこの場に戻ってきて、次はもっといい勝負を5台目、6台目、7台目とできるように頑張りたい」と話した。

 22日(日本時間23日)には、4×100メートルリレーの1走として出場し、予選敗退に終わったものの、43秒33で11年ぶりの日本記録更新に貢献。前日23日(同24日)の100メートル障害予選では、2台目のハードルに接触しバランスを崩しながらも持ち直して13秒12で5位、タイムで拾われて全体の22位で準決勝に進出していた。

 ◇青木 益未(あおき・ますみ)1994年(平6)4月16日生まれ、岡山県岡山市出身の28歳。福田中を経て創志学園高へ進み、1年時に100メートルでインターハイ優勝。3年時に本格的に100メートル障害に取り組み、環太平洋大を経て、七十七銀行入り。社会人2年目の2018年にスプリント力を武器に日本選手権で優勝。21年6月の布勢スプリントで日本タイ記録(当時)の12秒87をマークし、今年4月の北陸実業団選手権で向かい風(0・2メートル)の中、日本記録(12秒86)を樹立。18年アジア大会(ジャカルタ)5位。2020年東京五輪代表。1メートル67。

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