照ノ富士「自分の弱さが出た」 貴景勝に完敗で逸ノ城との優勝決定戦に進めず

[ 2022年7月25日 05:10 ]

大相撲名古屋場所千秋楽 ( 2022年7月24日    ドルフィンズアリーナ )

照ノ富士(左)は押し出しで貴景勝に敗れ優勝をのがす(撮影・奥 調)
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 2場所連続8度目の優勝を逃した照ノ富士は、連敗で終えた15日間より、優勝決定戦を実現できなかった悔いを語った。「一緒にモンゴルから来て、できたら千秋楽決定戦をしたいと思った。自分の弱さが出た」。逸ノ城とは、一緒の飛行機でモンゴルから鳥取城北高へ相撲留学した間柄だった。

 貴景勝戦は下からの突き上げに正面から対抗したが、次第に後退。得意の左上手を肩越しに取りにいったところをつけ込まれて押し出され、優勝決定戦へ進めなかった。

 16日に、高校生活を8カ月で切り上げて入門した間垣部屋時代の師匠、2代目若乃花の下山勝則さんが亡くなった。手向けの優勝を贈ることはかなわず、年内の目標に掲げた2桁優勝も、来場所以降2度の優勝を重ねても届かないことが確定した。「来場所に向けてまた体に力をつけてやりたい」。逸ノ城というライバルの出現を、新たな刺激にしていく。

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2022年7月25日のニュース