届け、ダ円球の友情 被災地のトンガを救う募金約116万円が同国大使館に届けられる

[ 2022年3月25日 18:54 ]

トンガ大使館の青木大使秘書に目録を手渡した前関西ラグビー協会会長・坂田氏
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 ラグビーがつないだトンガとの縁――

 1月のトンガ大規模噴火・津波に対する募金活動が京都市の下鴨神社で行われ、集まった116万5847万円を25日、前関西ラグビー協会会長の坂田好弘氏(79)と、下鴨神社権禰宜(ごんねぎ)の京條寛樹さんが都内にあるトンガ王国大使館に届けた。

 下鴨神社の糺す(ただす)の森にある雑太社(さわたしゃ)のすぐ横には「第一蹴の地」の石碑がある。同地は関西ラグビーの発祥に地とされ、同神社が2017年に再興されたことを機に「ラグビー神社」として多くのラグビーファンが訪れる名所となっている。

 坂田氏は「金額の大きさじゃなく、みなさんの気持ちを届けられて良かった。ラグビーのつながりが、こういう形になった」と感謝を口にした。

 同氏が監督を務めた大体大にも現在、トンガからの留学生が在籍しており「一日も早く復興することを願っているが、大使館でも現地の状況を完全に把握できていない」と心配は尽きない。

 今は大使館関係者の「トンガ人はもともと明るい性格。元気を取り戻すのも早い」という言葉を信じるしかない。ラグビーを通じて再び交流できる日が来ることを祈って。

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