鈴木愛が3年ぶりの首位発進「ショットもパットも良かった」女子ゴルフ アクサ・レディース

[ 2022年3月25日 17:57 ]

女子ゴルフ アクサ・レディース第1日 ( 2022年3月25日    宮崎県 UMKCC=6546ヤード、パー72 )

<アクサレディース・初日>1番、ティーショットを放つ鈴木愛(撮影・西尾 大助)
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 17、19年の賞金女王・鈴木愛(27=セールスフォース)が8バーディー、1ボギーの65をマークし単独首位に立った。

 鈴木が今季自己最少の65をマークした。2番で3メートルのバーディーパットを沈めると、5~7番で3連続バーディー。10番パー5では2オンして2パット。14番では8メートルのロングパットをねじ込んだ。合計8バーディーを奪い「全体的にショットもパットも良かった」と満足げにうなずいた。

 先週、親しい人が新型コロナウイルスに感染したことが判明。自身が濃厚接触者になる疑いがあった。検査では陰性だったものの大事を取ってTポイント×ENEOS出場を取りやめた。復帰戦で好スタートを切った。

 首位発進は19年TOTOジャパンクラシック以来3年ぶり。当時は前後を含めツアー史上2人目の3週連続優勝を飾った絶頂期だ。その後長い不振を経験した鈴木は「この2年はバッドイメージが強すぎた」と振り返る。19年の映像を見返すこともあるが「いい時の気持ち、ゴルフが思い出せなくて」といいイメージはなかなか戻らなかった。

 オフには、15年まで指導を受けた南秀樹コーチと師弟関係を復活させ、スイング改造に着手した。まだ完成にはほど遠いが「パーオン率は昨年より高いし、ショットがピンにいく確率が高くなっている」と感触は良くなっており、今季開幕戦で8位に入るなど光明が見えている。

 27歳の実力者は「若くないし、年齢を重ねて、昔みたいに休まず出ることもできない」と自嘲気味に語るが「新しい自分に向けて調整している。今できる最大限のことをやりながら進化したい」との言葉に自信がにじむ。昨年7月の資生堂レディース以来のツアー通算18勝目をしっかりと視界に捉えている。

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