近大出身の神崎 春場所三段目優勝 1学年上の阪神・佐藤輝へ一足お先に優勝報告!

[ 2022年3月25日 15:29 ]

大相撲春場所13日目 ( 2022年3月25日    エディオンアリーナ大阪 )

<春場所13日目>三段目優勝を決めた神崎(上)は寄り倒した木竜皇を引き起こす(撮影・後藤 正志) 
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 三段目100枚目格付け出しで、近大出身の神崎(22=武隈)が木竜皇(19=立浪)を寄り倒し、7戦全勝で三段目優勝を飾った。神崎は昨年末の全日本相撲選手権で準優勝。近大の1学年先輩・プロ野球阪神の佐藤輝明(23)と交流があり、「優勝したのでこれから報告しようと思う。佐藤選手にも頑張ってもらいながら、自分も頑張っていきたい」。デビュー場所での三段目優勝を励みに角界、球界での共闘を誓った。

 6戦全勝対決となった一番は立ち合いで右四つになったが、懐に食いつかれて苦しい態勢。左小手投げでさらにもろ差しを許し、そこから今度はやや強引な右小手投げで逆転勝ちした。

 取組前、師匠の武隈親方(元大関・豪栄道)からは「何でも思い切ってやらないといけない」と激励されたそうで、師匠の教えに土壇場を救われた形だ。「内容は自分の相撲じゃなかったが、うれしい。もっと体を大きくして当たり負けしないようにして、親方のいうことを信じてやっていきたい」。幕下へ昇進する夏場所へ向けて1メートル92、148キロからの筋力強化にも取り組んでいく。

 幕内の優勝争いを引っ張る関脇・若隆景、大関昇進を果たした幕下・朝乃山も三段目100枚目格付け出しでのスタート。付け出し資格としては最上位の幕下10枚目格や15枚目格ではなかったが、神崎は「実力に合ったところから始めさせてもらっている」と手応えを示す。プロ入り後の伸びしろでさらに加速し、佐藤の背中を追う闘いに挑んでいく。

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