マスターズ4月7日開幕!21年松山英樹Vプレイバック(2)

[ 2022年3月25日 05:30 ]

大会連覇を狙う松山英樹(AP)
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 4月7日に開幕するゴルフの祭典・マスターズ。松山英樹(30=LEXUS)がアジア勢初の王者となった21年の歴史的な闘いを3回連載で振り返る第2回。大会第3日は世界を驚かせるゴルフで偉業に“王手”をかけた。

 3打差の6位から出た松山は1イーグル、5バーディー、ボギーなしとチャージ。10度目の出場で大会自己最少となる65をマークし、通算11アンダーの単独首位に立った。

 7アンダーのジャスティン・ローズ(英国)ら2位4選手とは4打差。1936年の日本選手初出場から、最終日を首位で迎えるのは初。松山にとってもメジャー最終日を首位で迎えるのは33度目で初めてとなった。

 11番でティーショットを右の林に曲げた直後、雷雨接近によりプレーが中断。松山は車内でゲームをしながら切り替えた。「今週一番悪いショット。これ以上はないだろう」。1時間17分の中断を経て再開のホーンが鳴ると、残り170ヤードを7Iで、目の前の松の枝をよける低い球でピン奥6メートルにオン。見事にバーディーを奪う。

 パー5の15番ではグリーン手前の池を恐れることなく、残り205ヤードを5Iでカット気味に打ち「ほぼ完璧」と1・8メートルに2オン。3日連続のイーグルで単独首位に立った。

 日本人として初めて、最終日を首位で迎える。「トップで最終日を迎えるのは初めてなので、どうなるか不思議な感じ。自分のベストを尽くしたい」。日本男子が何度もはじき返されてきたメジャーの壁。それを乗り越える準備はできていた。

 TBSテレビでは今年の大会も第1日から最終日まで熱戦を連日生中継。詳細は番組公式ページをチェック。

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2022年3月25日のニュース