レッドイーグルス北海道 3連勝で“連覇”!前身王子からチーム史またぎ達成

[ 2022年3月25日 05:30 ]

アジアリーグアイスホッケー・ジャパンカッププレーオフ第3戦   レッドイーグルス北海道7-3東北フリーブレイズ ( 2022年3月24日    北海道苫小牧市・白鳥王子アイスアリーナ )

優勝を決め記念写真に納まるレッドイーグルス北海道の選手たち(撮影・高橋茂夫)
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 5試合3戦先勝方式で2勝を挙げて優勝に王手をかけていたレッドイーグルス北海道(前期優勝)が東北フリーブレイズ(後期優勝)を7―3で退け、3連勝でジャパンカップ“2連覇”を飾った。昨季は王子イーグルスとしての最終年に優勝を果たし、今季はクラブチーム初年度で栄冠をつかんだ。苦難を乗り越えた新生チームは、1011人の観客と喜びを分かち合った。

 “赤鷲軍団”が3連勝で頂点に立った。試合終了のブザーに選手はグローブを放り投げ、GKを中心に歓喜の輪が広がった。胴上げされた就任3季目の菅原宣宏監督(46)は「2ピリ(第2ピリオド)から本来の動きを取り戻した。スポンサーさんへの恩返しは試合で勝つこと。子供たちの憧れの存在となり、日本のアイスホッケー界を引っ張りたい。新チームとなり、トライすることの大切さを感じた」と熱く語った。

 序盤は東北の攻撃にてこずったが、第2ピリオド残り8秒でのFW三田村康平(30)の同点弾が流れを変えた。第3ピリオドは主導権を握り、DF橋本僚主将(29)の勝ち越しゴールを含む4連続得点で突き放した。

 苦難を乗り越えた。今季からのクラブチーム化でウエート施設が変更、合宿所も使えなくなった。選手同士での共有時間が少なくなったが、一体感を意識することでチームはまとまった。前期は16戦15勝で優勝も、後期はチーム内に新型コロナウイルスの陽性者が出たことで約3週間チーム活動ができない時期もあった。

 橋本主将は「ここ一番で結束力の強い相手に勢いで上回らないと勝てないと思った。第1戦から勢いで勝つことができた」と言い切った。勝利への執念を貫き、最高の形でシーズンを締めくくった。

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2022年3月25日のニュース