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チーフスが壮絶な接戦を制して4季連続でAFC決勝に進出 ビルズはあと13秒守りきれずに惜敗

[ 2022年1月24日 12:41 ]

ファンとハイタッチをかわすチーフスのQBマホームズ(AP)
Photo By AP

 カンファレンス準決勝最後の試合となった一戦が23日にミズーリ州カンザスシティーで行われ、3シーズン連続のスーパーボウル出場を狙っているAFC第2シードで地元のチーフス(西地区1位)が、第3シード(東地区1位)のビルズを延長の末に42―36(前半14―14)で下してAFC決勝に進出。チーフスは4シーズン連続の決勝進出で、スーパーボウルへの切符をかけて第4シードのベンガルズ(北地区1位)と対戦することになった。

 試合は同点3回、逆転4回という壮絶なシーソーゲーム。第4Qの残り2分を切ってからの攻防はプレーオフ史上に残る劇的な展開となった。

 試合が動き始めたのはチーフスが17―14とリードしていた第3Qの終盤から。チーフスはこのクオーターの残り2分6秒、インモーションしたWRメコール・ハードマン(23)がQBパトリック・マホームズ(26)からのハンドオフを受けて25ヤードを走破して今季初のランによるTDをマーク。しかしビルズは直後の最初のプレーでQBジョシュ・アレン(25)がWRゲイブリエル・デービス(22)に75ヤードのパスを通してわずか1回のドライブでTDを挙げて2点差に迫った。

 第4Qの残り2分からも激動。残り1分54秒、アレンがデービスに27ヤードのTDパスを通し2点コンバージョンも成功させると、その43秒後、今度は西アラバマ大時代に陸上選手としても活躍し、追い風参考ながら100メートルで9秒98をマークしているチーフスのタイリーク・ヒル(27)が。マホームズのパスを受けて64ヤードを快走してビルズのエンドゾーンに突入した。

 チーフスが33―29とリードして残り時間は1分13秒。しかし昨シーズンのAFC決勝でチーフスに20―38で敗れているビルズは粘った。

 2018年のドラフトで全体7番目に指名されて4シーズン目を迎えていたアレンが「第4ダウン残り4ヤード」と「第4ダウン残り13ヤード」という危機的な状況に直面しながら、残り13秒、後ろに下がったチーフスのCBマイク・ヒューズ(24)が転倒するという幸運にも恵まれて、またしてもデービスにTDパス(19ヤード)が通って、今度はビルズが36―33と3点をリード。試合は決着したかに思えた。

 デービスはプレーオフ史上最多のとなる4つのTDレシーブを記録。今季は出場16試合で6つだったが、大事な試合で大活躍を見せ、この試合では8回のレシーブで201ヤードを獲得した。

 ただし試合は終わらなかった。ここでマホームズは満員となった7万3000人のファンの声援を浴びてフィールドに再び登場。“持ち時間”がわずか13秒という中でヒルに44ヤード、TEのトラビス・ケルシー(32)に25ヤードのパスを立て続けに通してFG圏内に突入した。そして残り3秒からのプレーでハリソン・バトカー(26)が49ヤードのFGを成功させて36―36。勝利を信じて喜んでいたビルズの選手たちを試合に引き戻した。

 コイントスに勝って先攻となった延長ではマホームズがケルシーに8ヤードのTDパスを成功し、ビルズに攻撃させることなく決着。マホームズはパスで378ヤードを稼ぎ、自己最多の69ヤードを走っていたが(キャリーは7回)、最後は3つ目のTDパスを通して接戦にピリオドを打った。

 ビルズのアレンは37回中27回のパスを成功させて329ヤードと、すべてターゲットがデービスとなった4つのTDを記録。ランでも11回のキャリーで68ヤードを稼いだが、最後はチーフスに振り切られた。レギュラーシーズンでは38―20と勝っていたがプレーオフでは勝利が目前だったにもかかわらず無念の敗戦。ロードでのプレーオフでは1992年のAFC決勝から通算9連敗となり、今シーズンもチーフスに敗れて全日程を終了した。
 
 <AFC準決勝の結果>
 ▼22日
(4)ベンガルズ19―16(1)タイタンズ
 ▼23日
(2)チーフス42―36(延長)(3)ビルズ
 <NFC準決勝の結果>
 ▼22日
(6)49ers13―10(1)パッカーズ
 ▼23日
(4)ラムズ30―27(2)バッカニアーズ
 <カンファレンス決勝(30日)のカード>
 ▼AFC=(2)チーフス―(4)ベンガルズ
 ▼NFC=(4)ラムズ―(6)49ers
 *カッコ内の数字はシード順

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