阿炎　初の殊勲賞、2場所連続三賞　最後まで優勝争い「出し切ることができた」

大相撲初場所千秋楽 （ 2022年1月23日    両国国技館 ）

三賞の記念写真をする（左から）殊勲賞の阿炎、敢闘賞の琴ノ若、技能賞の御嶽海
Photo By 代表撮影

　初場所の三賞選考委員会が23日、両国国技館内で開かれ、殊勲賞に阿炎（初）、敢闘賞に琴ノ若（2度目）、技能賞に御嶽海（3度目）を選出した。

　14日目に横綱撃破した阿炎は殊勲を認められ、幕内復帰した昨年九州場所の敢闘賞から2場所連続で三賞を受賞した。この日は琴ノ若との平幕3敗対決を制し、優勝決定戦に備えるも出番は訪れず。「優勝争いのことは全く考えなかった。15日間、自分を出し切ることができた。今場所の相撲をもう一度見て来場所へ向け、課題を直していきたい」。かつての“感覚派”は真剣な取り組みで再入幕後の好結果をつかんでいる。