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スノボ女子・冨田せな 主要国際大会初優勝!妹るきと五輪同時表彰台だ「プッシュし合えれば」

[ 2022年1月24日 05:30 ]

冬季Xゲーム第2日 ( 2022年1月22日    米コロラド州アスペン )

初優勝した冨田せな(AP)
Photo By AP

 スノーボード(SB)のスーパーパイプ(ハーフパイプに相当)女子で、北京五輪代表の冨田せな(22=アルビレックス新潟)が初優勝を果たした。今大会には出場していないが、妹るき(20=チームJWSC)も同種目の五輪代表。前日の男子で同時表彰台を果たした平野歩夢・海祝兄弟に続き、新潟出身のボーダー姉妹が五輪で同時表彰台の快挙に挑む。SBビッグエア女子では鬼塚雅(23=星野リゾート)が3位、村瀬心椛(ここも、17=ムラサキスポーツ)が4位に入った。

 突然首に金メダルを掛けられ、目を丸くした。7人で争われた五輪前最後の実戦となるビッグゲーム。冨田せなは首位で残り1人を迎えたが、最終滑走者のマディ・マストロ(米国)が4本目の試技をパス。五輪代表を逃した3位の松本遥奈(クルーズ)に抱き寄せられると、感激の涙であふれた。

 「W杯とかもいろいろ回っている中で、初めて優勝できた。やりたいこともやっての優勝だったので、凄くうれしい。自信にもつながった」

 初出場だった18年平昌五輪で8位入賞。今季もW杯の種目別総合順位で自己最高の2位に入ったが、いまだ勝利はなかった。今年1月の第2戦では妹るきに先を越されたが、ついに海外の主要大会で戴冠。「一回はどこかの大会で優勝したいと思っていた。選ばれた人しか出られない大会で勝てて凄くうれしい」と感慨に浸った。

 最初の試技の終盤で転倒も「やるしかない」と恐怖心を振り払った。2本目の5ヒット目でフロントサイド1080をクリーンに決めて首位に立った。3本目はさらに難度を上げ、右手を伸ばして板の後ろ端をつかむ「テールグラブ」も披露。スコア非公表の同大会だが、結局2本目以降は首位を守り切った。

 19年に北京の五輪会場で開催されたW杯初戦で脳挫傷の大ケガ。「(頭を)打った時の状況は覚えていないので、関係はない」と言うが、W杯復帰まで1年以上を要した。そんな苦しい時期に支えとなり、刺激となったのは、やはり最愛の妹。「ライバルでもあるので、互いにプッシュし合えれば」と欠かせぬ存在になっている。

 今大会は調整を優先して平昌女王のクロエ・キム(米国)らが不在。それでも「出ないままだと後悔する」と意を決して結果を出した。五輪でも姉妹そろって表彰台を目指す。

 ◇冨田 せな(とみた・せな)1999年(平11)10月5日生まれ、新潟県出身の22歳。3歳からスノーボードを始め、中1でプロ資格を取得。17~18年シーズンにW杯に本格参戦し、18年平昌五輪は8位入賞。W杯では通算で2位3回、3位4回。新潟・開志国際高―日本ウインタースポーツ専門学校。アルビレックス新潟所属。スタンスはレギュラー。1メートル60、58キロ。

 【北京五輪に出場する主なきょうだい選手】
 ☆平野歩夢×海祝(スノーボード・ハーフパイプ) 兄は14年ソチ、18年平昌銀メダリストで、今回が3度目の出場。弟は今回が初出場。開催中のXゲームでは兄が2位、弟が3位に入って主要国際大会では初のダブル表彰台を達成。

 ☆小林潤志郎×陵侑(ノルディックスキー・ジャンプ) 兄弟共に2度目の出場。陵侑は今シーズンのジャンプ週間で2度目の総合優勝を果たしており、個人戦でも金メダル候補。団体戦では日本として2大会ぶりのメダル獲得へ力を合わせる。

 ☆渡部暁斗×善斗(ノルディックスキー複合) 5大会連続出場の兄は個人ノーマルヒルで2大会連続銀メダルを獲得中。弟は3大会連続出場。団体戦で94年リレハンメル大会以来のメダル獲得へ力を合わせる。

 ☆高木菜那×美帆(スピードスケート) 姉妹共に3度目の出場。前回平昌大会では団体追い抜きで2人で金メダルを獲得し、個人種目でも姉が金1つ、美帆は銀銅1つずつを獲得。北京でも姉妹そろって団体追い抜き2連覇、個人種目のメダルを目指す。

 ☆吉田知那美×夕梨花(カーリング) ロコ・ソラーレのメンバーとして、姉妹共に2大会連続出場。4年前は銅メダルを獲得しており、2大会連続メダルに挑む。

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