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田中希実 貫禄走で逆転Vもたらす「いい位置でたすきを受けたので、自分の走りで壊したくなかった」

[ 2022年1月24日 05:30 ]

第33回選抜女子駅伝北九州大会一般の部 ( 2022年1月23日    小倉城歴史の道発着27・2キロ )

名城大・豊田自動織機TC連合チームのアンカーでゴールした田中希実(撮影・中村 達也)
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 東京五輪女子1500メートル代表、田中希実(豊田自動織機TC)がアンカーの名城大連合チームがオープン参加ながらトップでゴールテープを切る快挙を演じた。

 18秒差の2位でたすきを受けた田中は区間1位の好走で逆転し一般の部優勝のデンソー(三重)に51秒差をつけた。東京オリンピアンの田中にとっては友情のたすきリレーだった。「中学の頃から全国大会で戦ってきたライバルで仲のいい友だちに呼びかけた」。名城大との連合チームでオープン参加。1区を走る高松智美ムセンビ(4年)は今季限りで競技からの引退を決めており、田中は「最後に本当の意味で駅伝を楽しみたい」と“送別”の意味も込めていた。

 アンカーでたすきを受け取った時点はトップと18秒差。「いい位置でたすきを受けたので自分の走りで壊したくなかった。オープン(参加)でも1位に入りたかった」。専門は昨夏の東京オリンピックで日本人初入賞(8位)を果たした中距離1500メートルだが、5区は最長10・4キロのロングディスタンス。不安もあったがじわじわと差を詰めて3・3キロ地点でデンソー・松本をとらえた。あとは独り旅で、笑顔の高松らが待つゴールに“1位”のプレゼントを抱えて飛び込んだ。

 今後は7月の米オレゴン世界陸上に向けた調整に取り組む。「昨年は1500メートルで結果を残せたのでほかに800メートル、5000メートルといろいろな種目も頑張りたい」。この日、10キロ超の長丁場で見せた快走が22年シーズンへの大きな弾みになる。 (中島 泉)

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