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神戸“三度目の正直”新リーグ初勝利 トンガ出身の同僚から“勇気”山下楽燃えた2トライ

[ 2022年1月23日 05:30 ]

ラグビー リーグワン第3節   神戸27ー22東京ベイ ( 2022年1月22日    ノエスタ )

<神戸・東京ベイ>前半、左中間にトライを決める神戸・山下楽(撮影・成瀬 徹)
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 神戸(旧神戸製鋼)が開幕3戦目で新リーグ初勝利を手にした。大規模噴火と津波に見舞われたトンガ出身の同僚の気丈な姿に、WTB山下楽平(29)が2トライと奮起。2連勝(不戦勝含む)中だった東京ベイ(旧クボタ)に競り勝ち、前身のトップリーグ時代も含めたチーム初の開幕3連敗を阻止した。

 ホームのファンと喜びを分かち合う。新リーグ初勝利。チームメートも皆、笑顔だ。そんな中、神戸のWTBモエアキオラはスタンドに掲げられた母国トンガの国旗に胸を熱くしていた。

 「うれしい。噴火があって試合に負けて。タフな1週間だった。でもいろんな方々がメッセージをくれた。今日も。感謝します」

 15日にトンガ沖で海底火山が噴火。現地の被害状況が全く分からないまま、その日行われた横浜(旧キヤノン)戦で21―55の大敗。コンディションを整えるには非常に困難な1週間だったが、試合前日の21日にようやく故郷の両親の無事を確認。心の霧も晴れた。

 そして、この日の試合はトンガの人々の無事を祈る黙とうからスタート。7―5で迎えた前半30分過ぎには新規則50:22を狙った自陣からの絶妙なキックで敵陣20メートル付近のマイボール・ラインアウトを獲得。そこから4本のパスをつないだ山下楽のトライを生み出した。

 「タフな状況でも頑張っている3人を見てむしろこちらがもっとやんなきゃという気持ちになりました」。マン・オブ・ザ・マッチに輝いた山下楽はトンガゆかりのモエアキオラ、プロップ中島、WTBアンダーソンの気丈な姿を見て意気に感じた一人。後半35分には開幕戦で決勝ゴールキックを外したSOクルーデンもキックチャージで相手ゴールを阻止する気迫満点のプレーを見せた。

 唯一開幕2連敗した05年シーズンは5位に終わったが、この年のリーグ戦は11試合。新リーグは16試合。目標の初代王者へ戦いは始まったばかりだ。 

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