NFC準決勝でパッカーズも敗退 11季ぶりに第1シードが共倒れ 49ersが2季ぶりに決勝に進出

[ 2022年1月23日 13:51 ]

終了直前、決勝のFGを決めた49ersのゴールド(AP)
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 NFLプレーオフのNFC準決勝が22日、氷点下11度で雪が舞った厳寒のウィスコンシン州グリーベイで行われ、第1シードだった地元のパッカーズ(北地区1位)が、10―13(前半7―0)で第6シードの49ers(西地区3位)に敗れ、AFC第1シードのタイタンズ同様にチームの初戦で敗退。同点だった最後のプレーで相手にFGを決められる試合展開もベンガルズに敗れたタイタンズと同じになった。

 2011年のスーパーボウルでMVPとなっているQBアーロン・ロジャース(38)は29回中20回のパス成功で225ヤードを獲得したが、TDはなし。吐く息が白くなる状況の中で5度のサックを浴びて思うようにオフェンスを組み立てることができなかった。パッカーズは2019年シーズンのNFC決勝でも49ersに20―37で敗れており、ロジャースはプレーオフでのこのカードでは4戦全敗。今季も苦手の相手に足元をすくわれてしまった。

 パッカーズは第1Qの5分35秒にRBのAJ・ディロン(23)が残り6ヤードを突破して先制のTD。第4Q3分30秒にメイソン・クロスビー(37)が33ヤードのFGを成功させたところで10―3と7点をリードしていた。しかし残り4分41秒、コーリー・ボホルケス(25)のパントをスペシャルチームに入っていた49ersのDEジョーダン・ウィリス(26)に左手でブロックされ、セーフティーの新人タラノア・フーファンガ(21)にリカバーからのTDを奪われて同点とされた。

 49ersの第1Qでのオフェンス総獲得はプラスではなくマイナス7ヤード。QBジミー・ガロッポロ(30)が最初にパスを成功させたのは第2Qの8分24秒になってからだった。

 ガロッポロのパス獲得は19回中11回で131ヤードだったが、守備陣が奮闘。最後はベテランのロビー・ゴールド(39)が残り4秒のプレーからのプレーで45ヤードのFGを決めて強敵を厳寒の敵地でなぎ倒した。

 NFLのプレーオフでAFCとNFCの第1シードがともにチームの初戦で敗れたのは2010年シーズン(ペイトリオッツとファルコンズ)以来、11シーズンぶり。なお49ersは23日に行われるバッカニアーズ(南地区1位)対ラムズ(西地区1位)の勝者と23日のNFC決勝で顔を合わせる。

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