東海大大阪仰星はやっぱり強かった 全チームに感じた「みんなのために」という気持ち

[ 2022年1月9日 05:30 ]

第101回全国高校ラグビー大会決勝   東海大大阪仰星36ー5国学院栃木 ( 2022年1月8日    花園ラグビー場 )

チームメートに胴上げされる東海大大阪仰星・薄田主将(撮影・北條 貴史)
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 【高校ラグビー MCリレーコラム】東海大大阪仰星は、やっぱり強かったですね。私は劣勢だった国学院栃木にやや気持ちがいっていたのですが、本当に見応えのある試合でした。

 大会を通して選手たちにはいっぱい勇気をもらいました。どのチームにもみんなのためにという気持ちがあるんだな、ということに私もいろいろな意味で背中を押してもらったような気がします。

 優勝した東海大大阪仰星の皆さん、おめでとうございます。薄田周希主将を準決勝後にインタビューした時に感心したことがありました。「東福岡のおかげでここまで強くなれたと思っています」。相手への尊敬を言葉で伝えられるのは素晴らしいことだと思ったからです。その薄田主将がトライを決めたのはうれしかったですね。

 ラグビーは、いとこがやっていたこともあり、以前からテレビでは見ていました。それでも、実際に取材してみるとルールが凄く難しくて、もっともっと勉強しなくてはと感じたことも事実です。また、結構緊張しやすいタイプで、学校に取材に出掛けた際には選手たちにかなり助けてもらいました。次の大会、この舞台に戻ってこられるなら今度は年上としてリードして選手たちの話をたくさん引き出してあげたいですね。

 「想いひとつ」が番組のテーマでした。取材をして、一人じゃなくチームごとにいろいろな想いがあることを知りました。それが皆さんにも伝わっていれば良かったなと思っています。

 ◇木下 彩音(きのした・あやね)2000年(平12)2月21日生まれ、京都市出身の21歳。ホリプロ所属。15年「第40回ホリプロスカウトキャラバン」グランプリ受賞。大学卒業の今年は、いろいろなジャンルの仕事に挑戦したい。

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