東海大大阪仰星 チーム意識高めた「3年生全員リーダー制」でスローガン「不朽の仰星」体現

[ 2022年1月9日 05:30 ]

第101回全国高校ラグビー大会決勝   東海大大阪仰星36ー5国学院栃木 ( 2022年1月8日    花園ラグビー場 )

<東海大大阪仰星・国学院栃木>優勝した東海大大阪仰星フィフティーン(撮影・大森 寛明)
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 東海大大阪仰星は、「3年生全員リーダー制」を敷いている。39人が何かしらの役職に就き、チームを引っ張っている。

 No・8薄田主将は日本一を目指すための「チームリーダー」で、CTB野中は作戦を考える「ゲームリーダー」。WTB御池は学校生活の規律にも目を配る風紀委員的な「クラブリーダー」だ。

 他にも食事リーダー、勉強リーダー、トレーニングリーダーなどの役割が設けられ、変わったところでは「部室リーダー」がある。

 この任務に当たった控えの東野は今夏、部室内の壁を塗り替えるために、経費を見積もり、道具を買いそろえ、仲間の手を借りて、汚れをきれいにしたという。教師に頼りっきりではない姿勢は、女子マネジャーも同じ。お金を管理し、来客者に飲み物を購入して出すなど、湯浅監督不在でも自主的に動く。

 3年生は今年、「不朽の仰星」というテーマを掲げた。後世まで部内で語り継がれるような運営をしようという意味だ。競技以外の生活も見直したチームはたくましく生まれ変わった。

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2022年1月9日のニュース