大鵬の孫・王鵬 新入幕の初場所で白星発進「あっという間だったので逆に良かった」

[ 2022年1月9日 16:23 ]

<大相撲初場所初日>魁聖を押し出しで下し、懸賞を受け取る王鵬(撮影・木村 揚輔)
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 大相撲初場所初日は9日、東京・両国国技館で行われ、新入幕の東前頭18枚目・王鵬(21=大嶽)が、西前頭17枚目・魁聖((35=友綱)を押し出しで下して白星発進した。

 王鵬は、史上2位の優勝32度を誇る元横綱・大鵬の孫。幕内在位60場所目、三役経験もある魁聖に対し、鋭い立ち合いから、厳しいおっつけで一気に押し出した。

 会心の相撲で勝利した21歳は「土俵入りから人(観客)の多さが全然違ったので、めちゃくちゃ緊張した。あっという間だったので逆に良かったかもしれない」と笑顔。入門から4年で新入幕を果たした21歳は「やっと幕の内に上がれたので、もっと上を目指して頑張っていきます」と力強かった。

 祖父は「巨人、大鵬、卵焼き」の流行語になるほどの戦後の国民的ヒーロー。新入幕の1960年初場所で初日から11連勝するなどフィーバーを起こし、12勝3敗で敢闘賞を獲得した。

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