NFLが初の17試合目に突入 チーフスは第1シード獲得に可能性を残す

[ 2022年1月9日 13:26 ]

ブロンコスのRBゴードン3世がファンブルしたボールをリカバーするチーフスのLBボルトン(54番=AP)
Photo By AP

 今季からレギュラーシーズンの試合数が16から17に増えたNFLは8日、最終週第1日の2試合を消化。すでにNFC西地区の優勝を決め、3季連続のスーパーボウル進出を狙っているチーフスは敵地デンバー(コロラド州)でブロンコスに28―24(前半10―14)で競り勝って12勝5敗で全日程を終え、プレーオフ1回戦が免除されるAFC第1シードへの可能性を残した。

 チーフスは20―21で迎えた第4Qの7分18秒、ブロンコスのRBメルビン・ゴードン3世(32)にLBのメルビン・イングラム3世が好タックル。ファンブルしたボールをドラフト2巡目(全体58番目)に指名されたLBニック・ボルトン(21)がリカバーし、そのまま86ヤードを独走して逆転のTDをマークした。

 ブロンコスは4連敗を喫して7勝10敗で終了。このカードでは13連敗となった。

 AFCでは南地区の優勝が確定しているタイタンズ(11勝5敗)がチーフスとの直接対決(10月24日=〇27―3)に勝っているために前週までカンファレンス全体の首位。9日(日本時間10日)に敵地ヒューストン(テキサス州)で対戦するテキサンズ(4勝12敗)に勝てばチーフスを抑えてAFCの第1シードとなるが、敗れた場合にはチーフスに1回戦免除の“特権”が移行する。

 一方、NFC東地区ですでにプレーオフ進出を決めている2チームの対戦は、地区優勝が確定しているカウボーイズが敵地フィラデルフィア(ペンシルベニア州)で同2位のイーグルスに51―26(前半30―17)で勝って12勝5敗。同地区内での対戦では今季6戦全勝で、敗れたイーグルスは9勝8敗となった。

 カウボーイズのQBダク・プレスコット(28)は1試合としては自己最多となる5つのTDをパスでマーク。昨季までより1試合多い日程ながら、今季のTD数は37となって、トニー・ロモが2007年シーズンにマークしていたチームのシーズン最多記録(36)を更新した。

 なおNFCでは最終週の試合を待たずに北地区優勝のパッカーズ(13勝3敗)がすでに第1シードを決めている。

 最終週の残り14試合は9日に行われ、プレーオフに進出する全14チームとその組み合わせが確定。現時点ではAFC東地区(ビルズかペイトリオッツ)とNFC西地区(ラムズかカージナルス)の優勝がまだ決まっていない。

続きを表示

2022年1月9日のニュース