初代王者狙う神戸 悲劇的1点差で黒星発進 後半ロスタイム、逆転狙ったクルーデンのゴールはポスト右へ

[ 2022年1月9日 05:30 ]

リーグワン第1節第1日   神戸23ー24浦安 ( 2022年1月8日    神戸ユ )

<神戸・浦安>逆転負けした神戸フィフティーン(撮影・成瀬 徹)
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 新リーグが開幕し、3試合が行われた。初代王者を目指すA組の神戸は浦安に23―24で競り負け。後半ロスタイム、逆転を狙ったSOアーロン・クルーデン(33)のゴールが外れた。

 高く蹴り上げられたボールはゴールポストの右へそれていった。ラストプレー。神戸の逆転勝ちを確信していたサポーターは一瞬、静まり返った。

 1点差に迫った後半ロスタイム。左中間から約30メートルのゴールキックを蹴ったのはクルーデンだった。この日は、ニュージーランド代表50キャップを誇る実力派キッカーの33度目の誕生日。記念すべき新リーグのオープニングゲームは悲劇的な形で幕を閉じた。

 「大事な場面で自分たちでミスを犯して流れを引き寄せられませんでした。勝てなかったのは申し訳ないと思っています」。故障の橋本大主将に代わってゲームキャプテンを務めたフランカー橋本皓も落胆の色を隠せない。日本代表プロップ具らの獲得で強化したスクラムは前半だけでコラプシングの反則が3度。ミスで多くのチャンスをつぶした。

 ただ、故意のノックオンでモエアキオラが退場した10分を無失点で切り抜け、試合終了間際の連続攻撃で途中出場のSH中嶋が1点差に迫るトライをもぎ取ったのは15日の横浜戦への収穫だ。「残念な結果ですが、チームに一体感がなかったわけではない」とデーブ・ディロン・ヘッドコーチ(46)。この敗戦を糧にしたい。(石川 勝己)

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