松山英樹、大会自己最高65 5差5位浮上でV狙える!

[ 2022年1月9日 05:30 ]

米男子ゴルフツアー セントリーチャンピオンズ第2日 ( 2022年1月7日    ハワイ州 プランテーション・コース=7596ヤード、パー73 )

第2ラウンド、13番でティーショットを放つ松山(AP)
Photo By AP

 13位から出た松山英樹(29=LEXUS)が大会自己ベストの65で回り通算12アンダーとし首位と5打差の5位に浮上した。昨年の全米女子オープン覇者・笹生優花(20=ICTSI)が観戦する中、1イーグル、7バーディー、1ボギーと圧巻のプレーを見せた。キャメロン・スミス(28=オーストラリア)が通算17アンダーで単独首位。今大会は昨年のツアー優勝者ら38人が予選落ちなしで争う。

 スコアを8つ伸ばした松山は穏やかな表情だった。「前半で4ついけたので、後半は少しでも伸ばして貯金ができるようにと思ってやっていた。いいプレーができたかな」

 初日ホールアウト後に日没近くまで打ち込んだ成果が表れ、ショットが好調だった。3番で1メートルにつけてバーディー先行。5番パー5は残り228ヤードから5Iで左2メートルに2オンしてイーグル。前日「必死じゃない4アンダーを目指したい」と話したが、前半だけでそのスコアに到達した。

 後半も勢いは衰えない。13番は残り103ヤードからPWで10センチにぴたり。14番は残り90ヤードから56度のウエッジで80センチへ。初日同様16番まで4連続バーディーを重ねて大会自己最少スコアを1打更新し「ショートアイアンがチャンスについてくれている」とうなずいた。

 優勝した昨年のマスターズで決勝2日間同組だったザンダー・シャウフェレ(米国)と回った。東京五輪金メダリストとのペアリングもいいリズムをもたらしたようだ。

 ハワイ滞在中の笹生が松山の組について歩いた。自身と同じく昨年メジャータイトルを獲得した後輩の前で圧巻のゴルフを見せ「彼女は全米女子オープンを勝っているし、見て学ぶことはあまりないんじゃないかな。ついてくれるのはうれしいけど、まねしないでほしい」とおどけた。

 昨年10月のZOZOチャンピオンシップに続く出場2戦連続優勝も狙える位置で週末を迎える。首位とは5打差あるが、この大会は過去4回中3回4位以内で終えているだけに「明日いい位置で終わって、優勝を争えるところに行きたい」と自信をにじませた。

続きを表示

2022年1月9日のニュース