アメフト関学大 エースRB前田がミルズ杯獲得を宣言 4連覇との「2冠」で最強を証明や

[ 2021年12月17日 05:30 ]

甲子園ボウルの法大戦に向け練習する関学大RB前田公昭 (撮影・奥 調)
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 甲子園の「申し子」が学生フットボーラーの頂点を目指す。学生アメフットの日本一を決める「第76回毎日甲子園ボウル」で4連覇を目指す関学大(西日本代表)が16日、甲子園球場で練習を公開。エースRB前田公昭(4年)は、ミルズ杯(年間最優秀選手)の獲得を宣言した。法大(東日本代表)を下せば、在学4年間で一度も学生日本一を譲らないコンプリート。「2冠」を達成し、最強を証明する。

 何回見ても、8年前の感激を思い出す。RB前田は、甲子園のグラウンドに飛び出す瞬間の風景が好きだ。「一気に視界が開ける感じが感動します」。中2の時に招待試合を戦ってから数えて6度目の聖地。集大成の一戦に、掲げる目標は明確だった。

 「勝利を最優先に、チームを日本一にするためにミルズ杯を獲りたい」

 エースランナーの競技生活を振り返る時、学生最高峰の舞台は欠かせない。初めて甲子園でプレーした経験が学生No・1ランナーを目指す原点。不調でもがき苦しんだ2年前は、甲子園ボウルでチームトップの119ヤードをゲインし、リーグ戦の借りを返した。

 「甲子園は自分のターニングポイント。法大戦でも最低1TD、100ヤード以上を走って勝利に貢献したい」

 勝てば前田、そして4年生にとって、「学生王者」の称号を一度も手放さず、卒業できる大一番。タイムアップの瞬間まで、内容と結果を追い求める。 (堀田 和昭)

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2021年12月17日のニュース