レイカーズにもコロナ渦 ウエストブルックら5選手が離脱 トーマス獲得に動き出す

[ 2021年12月17日 08:17 ]

チームを離脱したレイカーズのウエストブルック(AP)
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 新型コロナウイルスの感染防止規定となっている健康安全プロトコルの対象者が急増しているNBAで16日、カリフォルニア州ロサンゼルスを本拠にしているレイカーズが、主力に複数の離脱者を出しているブルズやネッツ同様に“窮地”に立たされた。

 すでにジェイレン・ホートンタッカー(21)、ドワイト・ハワード(36)、マリク・モンク(23)が対象者となっていたが、スポーツ専門局のESPNによれば、この日になって15日にマーベリクス戦で先発していたラッセル・ウエストブルック(33)とエイブリー・ブラドリー(31)の主戦ガード2人も離脱。レイカーズではトレバー・アリーザ(36)が足首、ケンドリック・ナン(26)が膝の故障で今季まだ出場しておらず、17日のティンバーウルブス戦を前にして現時点で出場可能なのは9人となってしまった。

 ポイントガード(PG)で登録されている選手は体調不良のために6試合連続で欠場しているライジョン・ロンド(35)1人で、これを受けてチーム側は「少なくとも4人が2週間以内に同時に病気で出場不可能となった場合」に適用される特例の適用を申請して、本契約15人以外の10日間契約採用選手として、12月13日にマイナーのGリーグ、グランドラピッズ・ゴールド(ナゲッツ傘下)と契約して15日の初戦で42得点を挙げていたPGのアイゼイア・トーマス(32)の獲得に動きだしている。

 トーマスは2011年にキングスでNBAデビューを果たし、175センチと小柄な選手ながらセルティクスに在籍していた2016年シーズンには82試合にフル出場して28・9得点をマーク。昨季はペリカンズで3試合に出場していたが、今季はW杯予選の米国代表に選出されていたものの、どのNBAチームとも契約していなかった。

 レイカーズには2017年シーズンに17試合出場。リーグが承認すれば4シーズンぶりの復帰となる。

 なおNBAでは現時点で60人がプロトコルの対象となっており、前日までの段階でそのうち47人が12月に入ってチームを離れている。レイカーズでは11月29日にレブロン・ジェームズ(36)がその対象となってチームを離れたが、24時間の間隔を置いて実施される検査で2度陰性となって欠場は1試合にとどまっていた。

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2021年12月17日のニュース