48歳“ビッグボス”片山2差7位で好位置キープ ド派手な同年代・新庄氏から刺激「いいですね」

[ 2021年11月6日 05:30 ]

男子ゴルフツアー マイナビABCチャンピオンシップ第2日 ( 2021年11月5日    兵庫県 ABC・GC=7217ヤード、パー72 )

10番でティーショットを放つ片山
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 首位に2打差の4位から出たプロ27年目の大ベテラン・片山晋呉(48=イーグルポイントGC)が4バーディー、2ボギーの70で回り、首位とは2打差の通算7アンダー、7位と17年ISPSハンダマッチプレー選手権以来のツアー32勝目へ依然、好位置を維持している。香妻陣一朗(27=国際スポーツ振興協会)ら2人が通算9アンダーの首位に立った。

 過去4勝と相性抜群の舞台で狙い通りの首位争い。片山の口は滑らかだった。

 「とってもいいと思う。ここは飛ぶだけじゃね。グリーンも速いし、ピン位置も難しい。経験と技術が要るから」。序盤の11、12番で立て続けにガードバンカーにつかまるピンチを迎えたが、いずれも技ありの一打でパーセーブ。すると続く13番では残り120ヤードをピンそば80センチに運んでこの日最初のバーディー。ゲームの流れを引き寄せた。

 同世代の新庄剛志氏(49)のプロ野球・日本ハム監督就任が大きな刺激になっている。「就任会見、全部見ちゃいましたよ。いいですね」。球界の常識を覆す新庄流のど派手なパフォーマンスはゴルフ界では片山の専売特許。かつてはウイニングパットを決めた直後に「本日の主役」と書かれた金色のたすきを掛けて話題を呼んだこともある。残り2日間。高い経験値で若手に一泡吹かせたいところ。尾崎直道に並ぶ歴代4位の通算32勝目を目指す。

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2021年11月6日のニュース