トヨタ自動車・後藤希友、上野の投球を「見習わないといけない」 ピンチの場面で明暗

[ 2021年11月6日 16:30 ]

日本女子ソフトボールリーグ決勝トーナメント第1日   トヨタ自動車0―2ビックカメラ高崎 ( 2021年11月6日    福島・あづま球場 )

ソフトボール・トヨタ自動車の後藤希友投手
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 トヨタ自動車は東京五輪金メダルメンバーの後藤希友投手(20)が先発するも3回4安打2失点で降板し、ビックカメラ高崎に敗れた。決勝トーナメント(T)はページシステムで行われるため、日立とHondaの勝者と7日に決勝進出を懸けて戦う。

 ピンチの場面で明暗が分かれた。両軍無得点で迎えた3回、2死二塁の場面。後藤は相手の2番・市口に対し、内角へ狙って投じた直球が真ん中へ入り、失投を左中間まで運ばれて先制の適時三塁打を許した。その後も、立て直せずに「引きずってしまった」と3番・内藤に中前適時打で追加点を奪われた。

 一方、同じく東京五輪で戦った上野は違った。6回からリリーフとして登板すると、2本の安打と死球で満塁のピンチになっても後続を内野ゴロに打ち取り無失点。状態の「感覚としてはイメージとのギャップがあって気持ち悪かった」というが、大きく崩れることはなかった。

 日本のエースの投球をベンチから見た後藤は「ランナーを背負っていても動じていなかった。そういったところを見習わないといけない」。反省を口にしたが、まだ戦いは終わっていない。7日に決勝でリベンジするため、「しっかり明日に向けて準備したい」と前を向いた。

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2021年11月6日のニュース