“即席WTB”初先発ライリー「大きなチャレンジ」 ラグビー日本代表、アイルランドに雪辱へ切り札

[ 2021年11月6日 05:30 ]

右ウイングで代表初先発が決まったディラン・ライリー(C)JRFU
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 “即席ウイング”が金星の鍵を握る。ラグビー日本代表は5日、6日のアイルランド戦(ダブリン)を控え、本番会場のアビバスタジアムで前日練習を行った。先発15人中、10月23日のオーストラリア戦からの変更は3人。そのうちの1人が代表初先発で14番(右ウイング)を背負うディラン・ライリー(24=埼玉)だ。練習前にはオンライン取材に応じ「自分にとって大きなチャレンジになる」と武者震いした。

 ライリーの本職はアウトサイドセンター。所属の埼玉でも13番で最後のトップリーグ優勝に貢献したが、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチの「相手はコンテストキックをたくさん蹴ると予測している。(処理の)スキルが高い」との期待を受け、慣れないポジションに抜てきされた。大きな賭けとなるが、本人は「ハイボール処理は1週間で練習してきた。自信を持っていく」。日本代表は31―39で敗れた7月のアイルランド戦含め強豪相手に惜敗が続く。1メートル87、102キロのサイズを生かし、日本代表の2年ぶりの勝利へと導く。

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2021年11月6日のニュース